インプレッション:ホンダ ステップワゴン
ホンダ ステップワゴン ホンダ ステップワゴン
■プロフィール
 初代は飛び抜けたユーティリティが功を奏し大ヒット。以来、2代目へと進化してもステップワゴンは、ファミリー・ミニバンとして高評価を得てきた。そして3代目となる新型は、進化するホンダイズムを継承。低床、低重心のプラットフォームの採用により、新たなミニバン伝説を創造する。発売10日間で、受注は早くも1万台を突破!という勢いだ。
(発表:2005/5/26 UP:2005/7)
ミニバンらしからぬ安定したフットワークとスポーティさを併せ持つ
 新型はプラットフォームなどをブランニュー。先代から流用されるのは、エンジンなど全体の35%に過ぎないという。さすがに3代目だけあり、ユーザーが要求するミニバン像を捉え、照準を絞って開発されている。その完成度は高く、魅力十分だと感じた。
 最初に乗った2.0G・Lパッケージで、既に低床パッケージの持ち味を痛感。優れたユーティリティはもちろんのこと、走行フィールがとくにミニバンと意識させない自然でスムーズ。3.6回転のパワステは、程よいクイック感があり、基本的に素直で扱いやすい。コーナーでのロールは過大でなく、少しも腰高感を覚えない。
 フットワーク面で唯一気になったのは、80km/h前後でのピッチング。収束が悪かったのは試乗車自体の問題か……。その点を除けば、加速フィールはいかにもホンダ流。Dレンジフル加速では6800回転でシフト。変速もスムーズで、100km/h時の4速2400、3速4000、2速3000、Lレンジ5500回転時にも快適、快足だった。
 これが7速モード付きCVTを備える24Zとなると、俄然スポーツ性と走りのクオリティがアップ。新たにトルコンを付けたCVTは、あらゆる状況下で自然だし、至ってスムーズ。走行フィールは力感もあって十分にスポーティ。ねばり腰で安定、しなやかとさえ言えるフットワークをツイスティな山道で披露してくれた。100km/hは7速2000、6速3000、5速3000、4速4400回転にすぎず、余裕満点だ。
(文:横越光廣 写真:犬塚直樹)
ホンダ ステップワゴン 凝った設計のインパネまわりは、収納部も多く重宝。その一方で、着座ポイントによりステアリングとメーターが重なることも。24Zには、ステアリングにパドルシフトを装着。 ホンダ ステップワゴン パワースライドドアは大開口で、低床と併せ乗降性がよい。2列目シートの居住性は上々。スライド量も大きい。相変わらずシートアレンジは多彩。
ホンダ ステップワゴン リフターの操作感はいくぶん渋いが、ポジション自体はこの種のミニバンとは思えないほど低くとれる。座り心地もよく、ミニバンであることを忘れてしまう。 ホンダ ステップワゴン 従来車比で全高75mm、全長45mmも短縮。にもかかわらず室内高と室内長は同一数値を確保。ダイナミックなスタイルは、Cd値0.33にすぎない。
ホンダ ステップワゴン 低床なおかげで荷物の出し入れがラク。荷室容量は最大で1522〜1541L。2色のフローリングフロアが新鮮な魅力をアピール。 ホンダ ステップワゴン 2.4L DOHC・i-VTECは、全域フレキシブルかつシャープ。静かでもある。2Lにも新たにバランサーを採用。
ステップワゴン 24Z(CVT)主要諸元
全長×全幅×全高 4630×1695×1770mm
ホイールベース 2855mm
トレッド前/後 1470/1460mm
車両重量 1570kg
エンジン 直4DOHC
総排気量 2354cc
最高出力 162ps/5700rpm
最大トルク 22.2kgm/4000rpm
10・15モード燃費 12.2km/L
サスペンション前/後 ストラット/トーションビーム
ブレーキ前/後 Vディスク/ディスク
タイヤ前後 205/60R16
全国メーカー希望小売り価格
199万5000〜281万4000円
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