インプレッション:メルセデス・ベンツ SLKクラス
メルセデス・ベンツ SLKクラス メルセデス・ベンツ SLKクラス
■プロフィール
  流麗にしてダイナミック。モデルチェンジしたSLKには、そんな形容が当てはまる。すべてにおいてレベルアップし、一段と魅力を増した。今回、導入されるのは350と55AMGだが、そのいずれもインパクト抜群。ときにアスリート、ときに快適、ムーディなオープン・スポーツとして、類まれなる能力を発揮する。
(発表:2004/9/6 UP:2004/11)
華麗でいてダイナミック、本物のオープン・スポーツ
 高張力鋼板、アルミ、マグネシウムなどの高剛性素材を多用するなどして、車重を抑えつつ大幅にボディ剛性をアップ。これにフロントが3リンク、リヤがマルチリンクのサス、新採用のラックピニオン・ステアリングなど、基本を固めたうえでESPなどの最新デバイスのフォロー。そのマッチングたるや絶妙で、ハードウエットのサーキットでも見事な走りを見せた。
 2.7回転のパワステは、レスポンスがクイックで、一体感のある手ごたえが心地よい。そしてびしっと締まった足腰が、ステアリングワークに忠実にこたえること、そこがスポーツモデルとしての魅力のポイントとなる。ハードにコーナーを攻め込んでも、卓越したフットワークに変わりなし。ロールが小さく、安定姿勢を保ったままあらゆるコーナーをスムーズにクリア。しかもウエット路というから価値がある。
 いきなりハードウエットのツインリンクもてぎを走りながら、スポーツを楽しめたのはSLKの完成度が高いからこそ。350のバランスは上々で、0−100km/hを5.5秒で走る快足の持ち主でもある。感心させられたのは、強力なパンチ力を持ちながら、スムーズで滑らかな加速フィールを併せ持つこと。新開発のV6パワーと7ATはジャストマッチということだ。
 一方、パワフルさが持ち味の55AMGは、もう理屈ぬき。フル加速すれば360馬力というV8パワーが炸裂し、豪快な加速性を否応なく味わわせてくれる。0−100km/hが4.9秒という実力はさすが。ワイルドなエキゾーストノートとともに、猛然たるダッシュを見せてくれた。両車ともに一歩も譲らない魅力がたまらない。
(文:横越光廣 写真:菊池貴之)
メルセデス・ベンツ SLKクラス 本革巻きステアリングは電動テレスコ&チルト機能付き。VICS/ETC対応DVDナビ付きマルチファンクションコントローラーなどは中央に集約、機能的かつ高級感をかもす。 メルセデス・ベンツ SLKクラス メモリー付きのパワーシートは、万全のポジションをもたらし、サポート性もグッド。オプションのエアスカーフは、オープン時に乗員の首もとを温める。
メルセデス・ベンツ SLKクラス オープン時には、ルーフとガラス・ヒーテッドリヤウインドウが重なって格納。トランク容量にして185Lと従来より50L増。クーペ時は277Lに拡大。 メルセデス・ベンツ SLKクラス 全長×全幅×ホイールベースは、従来車比で80×65×30mmの拡大。シャープなウエッジシェープと、前傾姿勢のエモーショナルさがカッコいい。
メルセデス・ベンツ SLKクラス バリオルーフはスムーズに22秒で開閉する。車外からメモリー付きエレクトリックキーでも操作可能だ。 メルセデス・ベンツ SLKクラス 新開発の3.5L V6は吸気/排気バルブの連続可変カムや2ステージ吸・排マニホールドなどの最新テクを結集。
メルセデス・ベンツ SLK350(7AT)主要諸元
全長×全幅×全高 4090×1810×1300mm
ホイールベース 2430mm
トレッド前/後 1525/1550mm
車両重量 1490kg
エンジン V6DOHC
総排気量 3497cc
最高出力 272ps/6000rpm
最大トルク 35.7kgm/2400〜5000rpm
10・15モード燃費 8.5km/L
サスペンション前/後 ストラット/マルチリンク
ブレーキ前/後 Vディスク/ディスク
タイヤ前・後 225/45R17・245/40R17
全国メーカー希望小売り価格
672万〜959万7000円
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