インプレッション:レクサス SC
レクサス SC レクサス SC
■プロフィール
 国産車のなかでもっともセレブなオープンスポーツと言ったら、もちろんレクサスSC430。ライトウェイトスポーツとは違った持ち味が、SC430の魅力だ。マイナーチェンジでの改良点は、ETCおよびSRS(乗員保護補助装置)ニーエアバックを前席に標準装備するなどして、利便性と安全性を向上させたことだ。
(発表:2006/7/24 UP:2006/10)
ゆったり優雅なドライブが似合うが、その実力はあなどれない
 大排気量のオープンスポーツには、パワーにものをいわせて豪快に突っ走るタイプと、優雅に走らせてこそ持ち味が生きるタイプとがある。SC430がどちらに属するかといえば後者。ラフなアクセル/ステアリングワークで、ホットに走らせるのはSC430にはふさわしくない。もちろんその気になれば、4.3L V8はどんなシーンでもトルクフルだしスムーズな吹き上がりを見せる。Dレンジフル加速では6200回転レッドゾーン近くまで引っ張れるのだから、十分な実力を持っている。
 だが、アップダウンのある山道を走ると、いまひとつしっくりこない。1740kgと重いボディのためか、ボディ剛性、サスペンション系などとのトータルバランスのせいなのか、挙動に重さを感じてしまう。
 サスはソフトで、コーナーではロールが気になり、ツイスティなコースをクイック&スムーズに走るのは得意とは言えない。ハードな走りでは、足もとが腰くだけ気味。3.3回転のパワステのフィールにも少し違和感を覚える。
 その一方、郊外路などをゆったりと走るのは大得意。100km/hは6速1600、5速2000、4速3000、3速4200、2速6100回転とハイギヤリングなだけに、ハイスピードクルージングも然りだ。快適フィールがこのうえなく、セレブな気分を味わえること間違いなしだ。風の巻き込みの少ないオープン状態で、シーサイドを優雅に走らせたらこたえられないはず。大事なパートナーとなら最高に違いない。きっと……。
(文:横越光廣 写真:犬塚直樹)
レクサス SC 室内色により4種の本木目パネルを要所に配したインテリアは、プレミアム感満点。上品でいて、細部の造りのよさには納得がいく。クリアな独立3眼式オプティトロンメーター、本木目+本革ステアリングなどセレブだ。 レクサス SC さすがにリヤシートのスペースは狭いが、合法的に2名が乗れるのはありがたい。バッグや手軽な荷物を載せるスペースとしても有効だ。
レクサス SC セミアニリン本革シートは、ポジションメモリー機能付き8ウェイ電動式。電動ランバーサポート、独立無段階調整式シートヒーターが前席に標準。 レクサス SC 個性的でエレガントなフォルムがSC430最大の特徴。見慣れてくると、その美しさが引き立ってくる。アルミ製ルーフの開閉はスムーズで、約25秒でOK。オープンとしてもクーペとしてもスタイリッシュだ。
レクサス SC 電動開閉式メタルトップのスタイリッシュ・オープンスポーツに、広いラゲッジスペースを望むのは酷というものだ。それでもランフラットタイヤを採用し、スペア用のスペースを荷室として確保。 レクサス SC 4.3L V8は、全域にわたりストレスなく吹き上がる。連続可変バルタイ(VVT-i)の採用やエンジン各部の軽量化などによりフリクションを低減。
レクサスSC430(6AT)主要諸元
全長×全幅×全高 4535×1825×1355mm
ホイールベース 2620mm
トレッド前/後 1550/1530mm
車両重量 1740kg
エンジン V8DOHC
総排気量 4292cc
最高出力 280ps/5600rpm
最大トルク 43.8kgm/3400rpm
10・15モード燃費 8.7km/L
サスペンション前後 ダブルウイッシュボーン
ブレーキ前/後 Vディスク/ディスク
タイヤ前後 245/40R18
バリエーション&価格
SC430 683万円
※価格は全国メーカー希望小売り価格。
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