ボディはスポーツセダン、スポーツエステート、カブリオレの3タイプで今までどおり。デザインは独特のグリルがメリハリのある造形になった。ただし9-5ほど大胆ではないので、すぐになじめる。フォグランプを囲むシルバーの枠も効いていて、遠くからでもサーブとわかる顔だ。ブラックのプロテクションモールが姿を消したことで、プレミアムブランドらしい雰囲気がアップしたことも目につく。リヤはセダンとカブリオレのコンビランプが、スポーツエステートと同じホワイトレンズになったことが特徴。インテリアは1年前の2007年モデルで一新したデザインを踏襲している。
2つのニューエンジンはひとつが2ステージターボを使った1.9Lディーゼル、もうひとつがエタノールE85(エタノール85%、ガソリン15%の燃料)を使う2Lターボの「バイオパワー」で、いずれも日本には輸入されないが、サーブが多角的に環境対策を考えていることが理解できる。一方日本に輸入が予定されるガソリン2.8L
V6ターボエンジンは、最高出力が5馬力とややアップしている。
スポーツセダンとスポーツエステートに来年追加予定のXWDは、ハルデックス社製の最新型電子制御カップリングに、リヤに装備されたeLSD(電子制御リミテッドスリップデフ)を組み合わせたもの。V6ターボは280馬力にパワーアップされるが、滑りやすい路面でもパワーを確実に路面に伝え、アクセルのオン/オフによる挙動変化も小さく抑えるなど、安定感にあふれるシステムであると痛感した。
(文:森口将之 写真:ゼネラルモーターズ・アジア・パシフィック・ジャパン)