インプレッション:ボルボ S60 2.4スポーツエディション
ボルボ S60 2.4スポーツエディション ボルボ S60 2.4スポーツエディション
■プロフィール
 ボルボ得意の特別限定車が新たにS60シリーズに設定された。その名も「2.4スポーツエディション」。ベーシックな2.4を専用キットでチューン。本来なら170万円相当の装備を40万円高で装着。130万円もリーズナブルというから、これはニュースだ。これで内容がともなっていれば、文句なしといえる。
(発表:2005/3/2 UP:2005/6)
上級感と走りが調律した文字どおりのスポーツエディション
 結論を最初に言えば、S60スポーツエディションはインパクト十分。そもそもS60は、V70より車重が60kgほど軽い。ましてボディ剛性面で有利となれば、おおいに期待が持てる。
 実際、加速性は力感十分。直5DOHCは高回転域までストレスなく吹け上がる。Dレンジフル加速時には6100回転前後でシフト。これがシーケンシャルシフトとなれば、一段とスポーティに。山道でもその気になればパワフル感を堪能できる。
 だが本当の持ち味は、キレの鋭さよりも全域にみなぎるトルク感。とくに目を引いたのは、ダラダラと続くヒルクライム時、高いギアのまま力を失わずグングンと加速。優れたドライバビリティばかりか、不用意にキックダウンすることなく、スムーズ感を保つこと、そこがこたえられなかった。
 100km/hは5速2200、4速2800、3速4200、2速6400回転相当。2.4L NAなら、そこそこと思えるかもしれないが、実際は余裕十分。もちろん、この領域からレスポンス鋭く思いどおりの加速性をもたらすスポーティさを持つ。
 しかも、スポーツサスペンションと225/45R17インチタイヤによるスタビリティ……これがなかなか奥深い。2.8回転のパワステは手ごたえがあり、程よくクイック。ロールが気にならない安定感を保ったまま、ワインディングロードをスムーズかつ速やかに駆け抜ける。際立った機敏さはなくても、万人向きの扱いやすさを保つのがボルボ流。その安定志向もさることながら、フラットで上質感のある乗り味も評価できる。
(文:横越光廣 写真:犬塚直樹)
ボルボ S60 2.4スポーツエディション テレスコ&チルト機能付きレザーステアリングにはクルーズコントロールとオーディオスイッチが付く。アルミパネルやハイパフォーマンスオーディオなどが上級感を高める。 ボルボ S60 2.4スポーツエディション 後席は、クーペタイプのスタイルとは思えないほど十分なヘッドスペースを持つ。居住性は上々、ゆったりサイズのシートの座り心地もよい。
ボルボ S60 2.4スポーツエディション T-5スポーツと同じスポーツシートは、タッチ、サポート性ともにグッド。8ウェイパワーシートとあって、快適なポジションをもたらす。 ボルボ S60 2.4スポーツエディション 前後バンパースポイラー、サイドスカート、リヤスポイラーが、スポーティ感を高める。電動サンルーフ、バイキセノンライトも標準。
ボルボ S60 2.4スポーツエディション サスは強化、リヤにはセルフレベリング機構ダンパーを採用。フロント大径ブレーキと、7.5J×17インチアルミが足もとを引き締める。 ボルボ S60 2.4スポーツエディション オールアルミ直5DOHCは可変バルタイを備え全域トルクフル。平成17年排出ガス基準50%低減レベルに認定。
ボルボS60 2.4スポーツエディション(5AT)主要諸元
全長×全幅×全高 4605×1815×1430mm
ホイールベース 2715mm
トレッド前/後 1565/1560mm
車両重量 1490kg
エンジン 直5DOHC
総排気量 2434cc
最高出力 170ps/6000rpm
最大トルク 22.9kgm/4500rpm
サスペンション前/後 ストラット/マルチリンク
ブレーキ前/後 Vディスク/ディスク
タイヤ前後 225/45R17
全国メーカー希望小売り価格
S60 2.4スポーツエディション 485万円
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