インプレッション:ボルボ S40
ボルボ S40 ボルボ S40
■プロフィール
 コンパクトボディながら、最上級の「S80」並みの安全性を備えるというのが、新型S40/V50。ディメンションは、従来車比で全長が45mm短く、全幅と全高がそれぞれ50mm、30mm拡大。またホイールベースを70mm延長、トレッドは前65mm、後ろ55mm拡大と大変身。安全性と心配りと、走行性にも磨きがかけられている。
(発表:2004/2/6 UP:2004/8)
スポーツサルーンとして魅力十分な総合バランス
 パワフルなT-5に乗っているだけに、スポーツサルーンとしての2.4iには、それほどの期待はかけていなかった。ところが手ごたえは上々、結論を最初に言えば、2.4iは十分に走りが楽しめるFFスポーツサルーンであった。
 V50から乗り替えて、まず感じるのはクイック感。それは、加速フィールやハンドリングに至るまで総合面でだ。加速性の高まりは、2.4と比べて30馬力アップが要因。Dレンジフル加速では6200〜6400回転まで引っ張れ、意外なほどパワフル。T-5からは50馬力ダウンだが、実質的にはそれほどの差は感じない。Dレンジホールドのままでも十分にスポーティだし、山道などではトルクフルな加速性に申し分ない余裕を感じさせてくれる。不用意なキックダウンもなく、グングンとヒルクライムするとあって、加速フィールのスムーズさが引き立つのだ。
 BMW・320iと同等の8.5kg/psというパワーウエイトレシオは、けっしてダテではない。もちろん、5ATをシーケンシャル操作すれば、スポーツ性がアップ。各ギヤホールドタイプだけに、走りにうるさいスポーツ派も、存分に楽しめるというわけだ。アクセル操作に対してのレスポンスと、5ATのプログラミングのよさは期待以上。V50よりエンジン音が耳につかないこともプラスファクターといえる。
 しかも、ハンドリングがよい。ボディ剛性の高さは、ステアリングを切った瞬間から味わえる。2.8回転のパワステはクイック感と剛性感が高まり、手ごたえ上々。一段とスポーティに、しかも好バランスのハイパフォーマンスぶりを披露してくれる。スタビリティばかりか、だれにでも扱いやすいフトコロの深さが魅力だ。
(文:横越光廣 写真:犬塚直樹)
ボルボ S40 いかにも北欧的なモダン・リビングをイメージさせるダッシュまわり。そのポイントとなるのは、厚さ25mmというフリーフローティング・センタースタック。圧迫感をそぎ取り、のびやかなイメージを広げてくれる。 ボルボ S40 後席は60対40分割可倒式で、アームレストは2カップホルダー&ストレージボックス付き。足もとは広いが、ヘッドルームには圧迫感がある。
ボルボ S40 最初はクッションが薄めという感じがするが、タッチはソフトで座り心地は悪くない。運転席は8ウェイパワーシート。ポジションもグッド。 ボルボ S40 4ドアサルーンとしての要件を満たしながら、スマートなクーペラインが魅力的。ドアが内側に湾曲したほかのボルボ車と異なり、凸面形状を成す。
ボルボ S40 トランクリッドはリンク式で、リヤウインドウに沿うまで大きく開き、低床で使い勝手上々。容量は404L。 ボルボ S40 新型5気筒RNCの最後のCはコンパクトの意味。長さ200mmの短縮は、そのまま安全面の向上に貢献。T-5に次ぐ2.4iの最高170馬力は、力強くハイレスポンス。
ボルボS40 2.4i(5AT)主要諸元
全長×全幅×全高 4470×1770×1450mm
ホイールベース 2640mm
トレッド前/後 1535/1530mm
車両重量 1450kg
エンジン 直5DOHC
総排気量 2434cc
最高出力 170ps/6000rpm
最大トルク 23.5kgm/4400rpm
10・15モード燃費 9.5km/L
サスペンション前/後 ストラット/マルチリンク
ブレーキ前後 ディスク
タイヤ前後 205/55R16
全国メーカー希望小売り価格
346万5000〜430万5000円
※価格は全国メーカー希望小売り価格。
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