インプレッション:ボルボ S40
ボルボ S40 ボルボ S40
■プロフィール
 7年ぶりにモデルチェンジしたS40は、ボルボの最新作らしく、すべてにおいて意欲的であり、セダンの新たな魅力をアピールする。ラインアップは、V50と同じく、直5DOHC NA搭載の2.4、2.4i、ターボ2.5L搭載のT-5という3タイプ。うち、試乗したのはT-5だ。
(発表:2004/2/6 UP:2004/5)
スポーツセダンとしても十分に魅力的なS40
 S40 T-5は、FFの4ドアスポーツセダンとして、なかなかの逸材だ。V50 T-5と比べると、3ボックスだけにボディ剛性アップ。ねじれ剛性は、従来車比にしてV50が34%向上なのに対し68%向上とめざましい。それは実際、あらゆる状況で走ってみればはっきり体感できる。とくにツイスティな山道では顕著。V50と比べると、身のこなしがキビキビ、一段とスポーツライクになる。ロールは気にならず、どんなコーナーでも安定フォームを保つ。神経質な一面はまったくなく、マイルドタッチでコントローラブル。本格スポーツのようにクイックとまではいかないが、スポーツ派全般には支持されるだけのハンドリング、スタビリティを備えている。DSTCなど、ハイテク装備が生かされていることは言うまでもない。が、基本性能において、懐の深さを感じさせるところを評価だ。
 加速フィールは、強力でありトルクフル。その気になってフル加速すれば、まずは望みどおりにこたえてくれる。Dレンジでの加速レスポンスにも不足はない。でも、本当にスポーツしたければ、シーケンシャル操作。各ギヤがホールドタイプで、ドライバーの操作が生かされる。その意味において、S40 T-5では走りの一体感が楽しめるというわけだ。100km/hは、5速2000、4速2600、3速3800回転と余裕しゃくしゃく。エンジンノイズは、耳に快いとは言えないまでも、とくに耳にはつかない。それはあらゆる走行シーンで感じられること。でも、このシリーズが、ボルボのなかでもっとも一体感を感じさせるモデルであることは間違いない。
(文:横越光廣 写真:郡 大二郎)
ボルボ S40 イグニッションスイッチは、ダッシュ正面左に位置する。これは、従来のようなステアリング・コラム式では事故時にドライバーのヒザをキズつけかねないとの心配りから。 ボルボ S40 後席は、レッグルームに余裕を感じさせる。その一方で、ヘッドクリアランスはいまひとつ。頭がルーフにタッチする。シアターレイアウトで前方視界は良好だ。
ボルボ S40 背もたれクッションは薄めだが良好。座面の太もも部分がしっくりこないのを除けば体にフィットする。グラスエリアが広く視界良好。ポジションも上々。 ボルボ S40 ディメンションは従来車比で全長×全幅×全高×ホイールベースで−50×+50×+30×+70mm。トレッドは前/後で+65/+55mmと大変身した。
ボルボ S40 荷室は奥行きがあり全体的に広め。後席は60対40の左右分割可倒式ダブルフォールディング式スルーも生かせ便利。 ボルボ S40 S40はV50以上にパワフルだが、T-5のエンジンは、インタークーラー付きターボチャージャー装備の直5DOHC20バルブ、可変バルタイと変わりなし。
ボルボS40 T-5(5AT)主要諸元
全長×全幅×全高 4470×1770×1450mm
ホイールベース 2640mm
トレッド前/後 1535/1530mm
車両重量 1460kg
エンジン 直5DOHCターボ
総排気量 2521cc
最高出力 220ps/5000rpm
最大トルク 32.6kgm/1500〜4800rpm
10・15モード燃費 9.7km/L
サスペンション前/後 ストラット/マルチリンク
ブレーキ前/後 Vディスク/ディスク
タイヤ前後 205/50R17
バリエーション&価格
S40 2.4 346万5000円
S40 2.4i 388万5000円
S40 T-5 430万5000円
※価格は全国メーカー希望小売り価格。また、表示価格は消費税込みの価格となります。
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