インプレッション:マツダ ロードスター・パワーリトラクタブルハードトップ
マツダ ロードスター・パワーリトラクタブルハードトップ マツダ ロードスター・パワーリトラクタブルハードトップ
■プロフィール
 ライトウエイトスポーツの決定版として、世界に知られるマツダ・ロードスターに強い味方が加わった。電動ルーフを採用したパワーリトラクタブルハードトップがそれで、ソフトトップとはまた違った魅力がある。これでまたロードスターのバリエーションがワイドになり、選択肢が広がってワクワクさせられる。
(発表:2006/8/23 UP:2006/10)
ロードスターらしさはそのままに利便性を高めた電動ハードトップ
 電動ルーフにするためにリヤデッキを設計変更するなど、かなりの手が入れられた。結果、重量はわずか37kg増。ロードスターならではのフットワークを保つために、サスペンション系は入念にチューン。ダンパーはじつに126種類がテストされたという。
 その成果は、乗ってすぐに体感できた。2.8回転のパワステは手ごたえたしかで、走り出した瞬間から自分の手足の如くというような一体感が味わえる。ボディ剛性に不足なく、あらゆるスピード域で好フィールをもたらすのがロードスターのよいところ。そんなもともとの特徴が、RHTではソフトトップ以上に引き立っているようだ。
 足腰はびしっと締まりながら乗り心地に不快感がなく、高速走行時のノイズも耳につかなくなった。全般的にクオリティが高まっていると感じた。その一方で、オープン時には後部の専用エアロボードを立てても、風の巻き込みが少々気になった。
 最高170ps/6700rpmの2L DOHCは、高回転までスムーズに吹き上がる。4000回転あたりから力強さを増し、6700回転までキレ味がよい。ハイギヤリング・クロスレシオの6MTとのマッチングが悪いはずはなく、ハンドリングのよさと相まってスポーツドライビングを堪能できるのがロードスター流。小気味よい6MTを駆使してのワインディングロードでの走りは……と考えるだけでワクワクものだ。わずか12秒でルーフが開閉できるので、信号待ちでもラクラクと、つい必要以上に操作してしまった。
(文:横越光廣 写真:犬塚直樹)
マツダ ロードスター・パワーリトラクタブルハードトップ 3本スポークのレザーリム・ステアリング、視認性のよいメーターと軽く小気味よい6MTなど、スポーツマインドをそそる。電動HTの開閉スイッチは、ダッシュボードの中央に位置。ワンタッチで容易。 マツダ ロードスター・パワーリトラクタブルハードトップ VSのシートは、ヒーター付き本革バケットタイプ。タッチも形状もよく、体にフィットする。コーナリング時には、しっかりと体をサポートしてくれる。
マツダ ロードスター・パワーリトラクタブルハードトップ ソフトトップより全高は10mm、リヤデッキも高められた。ルーフから後部まではRHT専用設計。よくぞここまでスタイリッシュに仕上げたものだ。 マツダ ロードスター・パワーリトラクタブルハードトップ 4個のモーターと剛性面での必要性からリヤデッキはスチール製となり、37kg増になったという。開閉は12秒で、至ってスムーズ。その間、きしみなどはない。
マツダ ロードスター・パワーリトラクタブルハードトップ 電動HTはトランク内ではなく、ソフトトップと同じくホイールベース間のシートバックスペースに収納される。そのおかげで150Lのトランク容量を確保。 マツダ ロードスター・パワーリトラクタブルハードトップ 小型軽量のエンジンは、シーケンシャルバルタイ(S-VT)、可変吸気システム(VIS)を採用。ハイレスポンスへのこだわりと、2500〜6700回転で最大トルクの90%以上を保つフレキシビリティを併せ持つ。
ロードスター・RS RHT(6MT)主要諸元
全長×全幅×全高 3995×1720×1255mm
ホイールベース 2330mm
トレッド前/後 1490/1495mm
車両重量 1140kg
エンジン 直4DOHC
総排気量 1998cc
最高出力 170ps/6700rpm
最大トルク 19.3kgm/5000rpm
10・15モード燃費 13.0km/L
サスペンション前/後 ダブルウイッシュボーン/マルチリンク
ブレーキ前/後 Vディスク/ディスク
タイヤ前後 205/45R17
全国メーカー希望小売り価格
240万〜280万円
TOP > クルマ情報 > ニューモデル試乗 > マツダ ロードスター・パワーリトラクタブルハードトップ