インプレッション:マツダ ロードスター
マツダ ロードスター マツダ ロードスター
■プロフィール
 世界的に注目されている3代目ロードスターが、いよいよ日本で発売された。パワートレーンは、2Lエンジンに5/6MT、6ATがグレードに応じて組み合わされる。すでに試乗した北米仕様では、すべてにおいてファンなフィールにホレボレさせられたものだ。
(発表:2005/8/25 UP:2005/10)
史上最高の走りの楽しさ、大人も満足できる上質感がたまらない
 期待値が高いなかで乗る国内仕様は、ある意味ハンディを負っている。だが、心配無用。国内仕様でもロードスターは、ライトウェイトスポーツに求められる要素をほぼ満たした、史上最高で最上のモデルに違いなかった。
 台風一過で絶景の山道を気持ちよく駆ける姿はいうことなし。ほとんどのグレードに乗ることができたが、個体差による多少のフィーリング差はあっても、総じてみれば期待に違わぬ好フィーリングを見せてくれた。
 もっともインパクトがあったのは、RS・6MTと標準モデルの6AT。高回転までシャープ、とくに4000回転前後からパワフル感に満ちて、6700回転までレスポンスよく吹き上がるエンジンをハイギヤリング・クロスレシオの6MTが引き立てる。とくにRSの加速フィール、これは2Lとは思えぬほどキビキビとした実力派。ちなみに100km/hは6速2900、5速3500、4速4200、3速5700回転。ビルシュタインダンパー、17インチタイヤなどを標準とするだけに、フットワークは万全。スタビリティ、2.7回転のパワステに対する手ごたえなど、これぞスポーツと感じさせてくれる。何よりも一体感があること、これがいちばんだ。
 5MT車は、少々パワフル感がマイナスだったが、意外だったのが6ATのしなやかスムーズさ。100km/hが6速2000、5速2500、4速3500、3速5000回転相当というギヤリングで、今の標準からすればギヤの繋がりのスムーズ感とレスポンスはまずまずのレベルだが、マイルドなフィールは、女性や高齢者などのAT派にはかえって受け入れられそうだ。
(文:横越光廣 写真:菊池貴之・犬塚直樹・柳田由人)
マツダ ロードスター ドライビングシートに収まるとスポーツマインドが高まる。アンバーレッド照明の丸形5連メーター、チルト付きステアリング、軽くて小気味よくキマる内製の6MTと言うことなし。 マツダ ロードスター スプリング式のクッションフレームの採用、座面フレームの剛性アップなどで、不快な振動を抑止。サポート性全般を高めたシートは、ポジションと併せ上々。
マツダ ロードスター 先代と比べ全長×全幅×全高×ホイールベース×トレッド前/後は、40×40×15×65×75/65mm拡大。RSのスタイルは、たくましくもある。 マツダ ロードスター 万が一のときには、ロールバーが乗員を保護。ソフトトップは、いとも容易に後部に格納、立ち上げることができる。リヤウインドウは、熱線入りのガラス製。
マツダ ロードスター シリーズ最強のRSには、205/45R17インチタイヤに7Jアルミホイールを標準装備。見た目もスタビリティにも納得もの。 マツダ ロードスター 先代と比べ69mm縮小、19.1kgも軽量化。フライホイールの軽量化など細部にわたり好チューン。2500〜6700回転で最大トルクの90%を発生。
ロードスターVS(6MT)主要諸元
全長×全幅×全高 3995×1720×1245mm
ホイールベース 2330mm
トレッド前/後 1490/1495mm
車両重量 1090kg
エンジン 直4DOHC
総排気量 1998cc
最高出力 170ps/6700rpm
最大トルク 19.3kgm/5000rpm
10・15モード燃費 13.0km/L
サスペンション前/後 ダブルウイッシュボーン/マルチリンク
ブレーキ前/後 Vディスク/ディスク
タイヤ前後 205/50R16
全国メーカー希望小売り価格
220万〜260万円
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