インプレッション:マツダ ロードスター
マツダ ロードスター マツダ ロードスター
■プロフィール
 ついにロードスターがモデルチェンジ。北米仕様に乗った印象は正直、期待以上。強烈なパンチ力やピーキーさはないが、まさに人馬一体。意のままに操る楽しみというものを改めて教えてくれる。ニュー・ロードスターをたとえれば「性格の素直なサラブレッド」と断言しよう。
(UP:2005/8)
オープンスポーツモデルとして、ほとんどパーフェクトな走行フィール
 2Lエンジンは、ライト・ウエイト・スポーツに求められる要素をほぼ満たし、間違いなくロードスター史上最高かつ最上。トルク特性はフレキシブルかつ高回転までシャープ。とくに4000回転前後からの切れ味はパワフル感に満ち、レッドゾーンの始まる6700回転までレスポンスよく吹け上がる。軽量フライホイールに電制スロットルなど、こだわりのメカと細やかなセットアップの妙というものか。
 小気味よい6MTを介して、パワーが後輪へと無駄なく伝達されるのがうれしい。100km/hは6速2900、5速3500、4速4200、3速5700回転。風の巻き込みは少なく、120km/hで走りながらでも、パッセンジャーと普通に会話が可能だ。
 スポーツカーの生命は、パワフルかつ一体感のある走り。加速性がいかに優れていても、フットワークとの息が合っていなければ話にならない。だが心配は無用。ロードスターのフットワークは絶品とさえ言える。2.7回転のパワステはクイックで手ごたえは万全。けっして過敏すぎることもなく、ステアリングと完全なまでにリンク。路面をしっかりホールドしたサス&タイヤの動きとフィールがダイレクトに伝わってくる。感覚的には最小のロールを感じるだけのオンザレール・コーナリング。S字の切り返しやツイスティな山道でのキビキビとした走りは見事だ。パワートレーンとシンクロして、正確無比のスポーツドライビングが堪能できる。乗り味はマイルドで、走りのクオリティにも満足できる。
(文:横越光廣)
マツダ ロードスター ドライビングポジションは上々。アンバーレッド照明の丸形5連メーター、3本スポークステアリング、適度なストロークの6MTが、スポーツマインドをかき立てる。 マツダ ロードスター ロールバーが万が一のときに乗員を守る。トップは容易に後部に格納。見栄えもよい。ただ、両サイドにスキ間ができて、落葉や小さなゴミが入り込む。
マツダ ロードスター スプリング式のクッションフレームの採用、座面フレームなどの剛性アップにより不快な振動をカットし、サポート性全般が高められた。 マツダ ロードスター 先代と比べ、全長×全幅×全高×ホイールベース×トレッド前/後は、40×40×15×65×75/65mm拡大。なめらかな面構成が特徴的。
マツダ ロードスター アイシン製6ATは、シーケンシャル&パドルシフト付き。ステアリング前のボタンはプッシュ式でシフトダウン、裏のパドルでシフトアップを行う。 マツダ ロードスター エンジンは69mm縮小、19.1kg軽量化。細部にわたり好チューン。2500〜6700回転で最大トルクの90%を発生。
ロードスター北米仕様(6MT)主要諸元
全長×全幅×全高 3995×1720×1245mm
ホイールベース 2330mm
トレッド前/後 1490/1495mm
車両重量 1115kg
エンジン 直4DOHC
排気量 2L
最高出力 160ps/6700rpm
最大トルク 19.2kgm/5000rpm
サスペンション前/後 ダブルウイッシュボーン/マルチリンク
ブレーキ前/後 Vディスク/ディスク
タイヤ前後 205/45R17
※諸元データは北米仕様のものです。
バリエーション&価格
ロードスター 5MT/6AT 220万円/230万円
ロードスターRS 6MT 250万円
ロードスターVS 6MT/6AT 250万円/260万円
※価格は日本仕様の全国メーカー希望小売り価格。
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