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ボディサイズは全長4213mm、全幅1829mmとひと回り大きくなったが、おかげで室内も広くなった。とくに横方向の広がり、リヤシート足もとの余裕が目立つ。仕上げもワンランク上になった。一方で前席頭上の大きなトレイは健在。リヤ左右の航空機風収納ボックスは前方に移り、左右には大きなフックがつくなど、使い勝手はさらに高まった印象だ。リヤシートがワンタッチでたためるようになったのもいい。
試乗車のエンジンはヨーロッパ向けの日産・ノートやマイクラ(マーチ)にも積まれる1.5LのdCi( 直噴コモンレール式ディーゼルターボ)。最高出力は105馬力、ギヤボックスは6MTだ。車重が約1.4トンにも達するので、ターボが効く2000回転以下のトルクの細さが気になるが、それを越えてしまえば力強い加速が手に入る。
乗り心地はプラットフォームを共有するメガーヌやセニックとは違い、路面からのショックをゆっくり時間をかけていなすカングーらしさが残っていた。電動になったパワーステアリングにクセはなく、しんなりとしたロールは自然そのもの。コーナーでの背の高さを忘れさせる粘り腰も現行型に通じるものがある。直進安定性は現地の最高速度である130km/hぐらいまではまったく問題なく、ロードノイズの遮断も絶妙。以前と違うプラットフォームを使いながら、カングーらしい個性を継承したルノーのクルマ造りのうまさに感動してしまった。
(文・写真:森口将之)
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