インプレッション:ランドローバー レンジローバースポーツ
ランドローバー レンジローバースポーツ ランドローバー レンジローバースポーツ
■プロフィール
 ランドローバーのフラッグシップを担うレンジローバーに、新しいキャラクターが加わった。それがスポーツマインドが息づくレンジローバースポーツ。スポーツ性とプレミアム性が、絶妙にバランスされたSUVだ。ラインアップは、ジャガー製4.2L V8スーパーチャージャー搭載のスーパーチャージドと4.4L V8NAのHSEで、ともにZF製6ATを備える。
(発表:2005/9/14 UP:2006/1)
実力はまぎれもないプレミアムSUV界のナンバーワン
 スーパーチャージドの並外れた実力は、アクセルを踏み込めば否応なく体感できる。加速性は強力無比のひと言。車重2590kgという重量級ながら、重々しさなどまったく感じさせず、アクセルに即答してグングン加速。それもDレンジのまま、勾配のきついヒルクライムでというから驚かされる。分厚いトルクを全域にわたって発し続ける力強さとスムーズ感だけに、至って扱いやすく気持ちがよい。アクセルのオンオフを繰り返してもタイムラグとか、ギクシャクするようなストレスなど、ほとんど感じることもないのだ。
 山道でレベルを超えたパワフルさを発揮するほどだから、高速クルーズでも余裕しゃくしゃく。100km/hは6速1750、5速2250、4速3000、3速4000回転にすぎないことからも、SUVとしての静粛性の高さが知れよう。ルーフスポイラーをはじめとする空力設計が、Cd値を0.37にとどめるとともに、風切り音を抑えているのだろう。
「スポーツ」と名乗るのにふさわしいことは、ハンドリングにも当てはまる。3.2回転のパワステは軽く、意外なほどクイック。とても重量級とは思えないフットワークを見せ、ハンドリングが素直なだけに扱いやすく走っていて楽しい。それでいてマイルドな乗り心地を併せ持つところに、プレミアムなレンジローバーらしさがうかがえる。
(文:横越光廣 写真:菊池貴之)
ランドローバー レンジローバースポーツ スイッチ類はドライバーの近くに集約し、メーターのデザインもよい。見切りがよいのもメーカーのこだわり。5つの走行モードが選べるダイヤル式のテレインレスポンスは有能。 ランドローバー レンジローバースポーツ 後席スペースは広い。ただ電動サンルーフのため、ヘッドルームに若干の圧迫感がある。シアタータイプでヒップポイントが高く前方視界良好。分割可倒式。
ランドローバー レンジローバースポーツ スポーツレザーシートは、ゆとりのあるサイズで体にフィット。体を優しく包み込む感じが◎。運転席8ウェイ/助手席6ウェイの電動。前後席ヒーター付き。 ランドローバー レンジローバースポーツ 鋭角なAピラーとDピラー、四角をまろやかにしたフォルムが特徴的。前後左右のスポイラー、泥やハネ石をガードするサイドスカートも有効。車高を下げれば凄味を増す。
ランドローバー レンジローバースポーツ アルミ製テールゲートはガラスハッチ付き。荷室は広く使いやすい。容量は後席を折りたためば最大2013Lになる。 ランドローバー レンジローバースポーツ V8スーパーチャージャーは、鋳鉄製のシリンダーライナーを使用しボアが86mmへ。ローバー史上最強のパワフルさは0→100km/h加速7.6秒が証明。
レンジローバースポーツ・スーパーチャージド(6AT)主要諸元
全長×全幅×全高 4795×1930×1810mm
ホイールベース 2745mm
トレッド前/後 1605/1610mm
車両重量 2590kg
エンジン V8DOHCスーパーチャージャー
総排気量 4196cc
最高出力 390ps/5750rpm
最大トルク 56.0kgm/3500rpm
10・15モード燃費 5.7km/L
サスペンション前後 ダブルウイッシュボーン
ブレーキ前後 Vディスク
タイヤ前後 275/40R20
バリエーション&価格
HSE 920万円
スーパーチャージド 1090万円
※価格は全国メーカー希望小売り価格。
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