インプレッション:スバル R1
スバル R1 スバル R1
■プロフィール
 パーソナル性を追求するうえで、スバルが選んだのはダウンサイジング。R2と比べれば、全長×全高×ホイールベースは110×10×165mmも縮小。その一方で、R1には上質感とスバルらしい心配りが注がれた。サイズは小ぶりでも、軽自動車本来の性格と能力、魅力は特筆もの。これぞオンリーワンといえる存在。グレードはFFとAWD(4WD)という設定だ。
(発表:2004/12/24 UP:2005/2)
R1は小粋なスペシャルティカー
 見て、乗って、心に残ったのは新感覚のスペシャルティ感。このR1なら老若男女、幅広い層に薦められると確信を持った。細部にわたり質感が高く、なかなかの好仕上げというのが気に入った。サイズは小さくてもエンジンは直列4気筒で、スバルにとってはお手のもののi-CVTが組み合わされる。
 その加速フィールたるや、軽快でスポーティ感さえ味わえる。クリープは自然で、出足もよい。ただ、もう少し出足が穏やかなほうがインテリジェンスのあるR1にはふさわしいと思える。女性や高齢者がターゲットならなおさらだ。
 しかし、4気筒だけに、走りは全域にわたりスムーズ。CVTとの兼ね合いで、加速時には中高速域でノイズレベルが高まるが、ヒステリックでない分、とくに耳触りではない。むしろ気になるのはロードノイズ。これは、ロードホールディングを重視した155/60R15インチタイヤにもよる。R1のスペシャルティ感からして、高いレベルでの両立が望まれるところだ。
 とはいいつつも、気分よく市街地を走り、高速道路へ。100km/hは3600回転でそこそこ余裕もある。Lレンジでも5800回転、7500回転レッドまではまだまだ余裕だ。直進安定性もよく、高速巡航が苦にならない。
 3.4回転のパワステは、軽くて切り始めは頼りなさげ。でもすぐになじみ、手ごたえのよい好フィールをもたらす。着座位置は高めでも、走っていて腰高感はない。ふと気づけば、違和感なくけっこうなスピードでコーナリングしていることに意外性を覚える。それ以上にうれしいのは、乗り心地の上質さ。さすが4独サスだ。
(文:横越光廣 写真:犬塚直樹)
スバル R1 インテリアもR1ならではの世界。全体におしゃれで質感が高い。3連メーターやシフトレバーをはじめ、各操作類が手もとにあり操作性がよい。細部の気配りがうれしい。 スバル R1 後席スペースは、まさにプラス2。狭くても、合法的に2名が乗れるのはありがたいし、小学生低学年以下までなら十分。このスペースにはR1の意気を感じる。
スバル R1 写真の本革/アルカンターラシートはオプション。リフターはあまり有効ではないのが残念だが、着座位置は高め。ヘッドレストステーなど安全性を考慮。 スバル R1 ミニサイズでも高剛性でスタイリッシュ。トータル的に魅力十分だ。重量バランスは基準となるFFが63対37で、AWDは60対40。AWDの重量増は、軽量ユニットにより60kg。バランスはAWDに分がある。
スバル R1 手ごろなサイズのテールゲートは、軽くハネ上がる。シートを倒すのはワンタッチ。床はフラットだ。床下のトレーは、なかなか便利。 スバル R1 直4DOHCは可変バルタイ(AVCS)を備え、低燃費・低排出ガスを実現。燃費は平成22年度基準+5%を達成。
スバル R1 R(CVT)主要諸元
全長×全幅×全高 3285×1475×1510mm
ホイールベース 2195mm
トレッド前/後 1295/1285mm
車両重量 800kg
エンジン 直4DOHC
総排気量 658cc
最高出力 54ps/6400rpm
最大トルク 6.4kgm/4400rpm
10・15モード燃費 24.0km/L
サスペンション前後 ストラット
ブレーキ前/後 ディスク/L&Tドラム
タイヤ前後 155/60R15
全国メーカー希望小売り価格
126万〜136万9200円
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