インプレッション:フィアット プント
フィアット プント フィアット プント
■プロフィール
 フィアットのなかで、もっともコンパクトなモデルとなるプント。現行モデルは2000年から日本に輸入されていて、昨年にはフロントまわりのデザインを変更するなど、大幅なマイナーチェンジが施された。
 現在、本国ではディーゼルエンジンも含めてなんと8種ものエンジンラインアップがあるプントだが、日本に輸入されているのは1.2L&1.8Lの2種のみ。試乗をしたのは1.2Lエンジンを搭載するエモーションというグレード。
(発表:2003/11/27 UP:2004/3)
しっかりとしたボディと扱いやすいエンジン&CVTのコンパクト・イタリアン
 まず、以前に乗ったプントと比べると、あきらかにボディがキリッと引き締まって、全体として剛性がアップしていることを感じる。
 搭載されるエンジンは80馬力の1.2L。たかが80馬力とあなどってはいけない。スッキリとした特性で、エンジン回転の上がり方が気持ちいい。それでいて、やみくもに回転だけが上がるのではなく、しっかりとトルクがついてくるのだ。
 組み合わされるミッションは、6段階に分割された固定ギヤをマニュアル操作することもできるCVT。マニュアル操作時のレスポンスも悪くない。もっとも、CVTをマニュアル操作するメリットはあまり感じないのだが……。
 それはさておき、このプントのイメージをすべてにおいてよくしているのが、CVTの存在。エンジンのトルクを効率よく伝えているために、動きにダイレクト感を伴う。
 それはコーナリング時にも言えること。基本的には素直なコーナリング特性だが、オーバースピードでコーナーに進入し、アンダーステアを起こしたときにアクセルペダルをゆるめると、ススッときれいにラインを戻してくれる。これはトルク伝達にダイレクト感がないと得られない。
 ただしCVT特有の高音ノイズは遮断しきれていない。これが多少気になる部分だ。
(文:諸星陽一 写真:野澤廣幸)
フィアット プント 左右シンメトリーのデザインを基本としているインパネ。コンパクトクラスでありながら、左右で独立してエアコンの温度調整が可能。シルバーのATセレクトレバーもスポーティ。 フィアット プント ヘッドレストがシートバックに被さるように下がるため、未使用時の視界もいい。左右にISO-FIXのチャイルドシートアンカーが装着される。
フィアット プント シートリフターも装備されるフロントシート。コンパクトなボディのわりには、シートのサイズはそれほど小さくない。 フィアット プント キッチリとしたラインで構成されるリヤハッチまわり。日本では1.2Lが5ドア仕様、1.8Lモデルが3ドア仕様となる。
フィアット プント 上から見るとバッテリーの2.5倍程度にしか見えないほどにコンパクトなエンジン。エンジン本体のノイズはよく抑えられている。 フィアット プント ラゲッジルームのスペースアップは6対4分割のダブルフォールディング方式。シート裏にはトリムなどが付かず、割り切った設計が行われている。
フィアット プント1.2 16V エモーション(CVT)主要諸元
全長×全幅×全高 3865×1660×1480mm
ホイールベース 2460mm
トレッド前/後 1400mm/1390mm
車両重量 1040kg
エンジン 直4DOHC
総排気量 1241cc
最高出力 80ps/5000rpm
最大トルク 11.6kgm/4000rpm
サスペンション前/後 ストラット/トーションビーム
ブレーキ前/後 ディスク/L&Tドラム
タイヤ前後 185/60R14
全国メーカー希望小売価格
プント1.2 16V エモーション 184万8000円
プント1.8 16V HGT 208万9500円
※表示価格は消費税込みの価格となります。
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