インプレッション:トヨタ プリウス
トヨタ プリウス トヨタ プリウス
■プロフィール
 ハイブリッドのリーダーカー「プリウス」がマイナーチェンジにより、さらに総合力を高めた。内外装のグレードアップに加え、ボディ剛性アップやサスペンションチューンによって、走行性能が高まっている。Sにスタンダードパッケージ、Gにツーリングセレクション・レザーパッケージを新設定したことも見逃せない。
(発表:2005/11/1 UP:2005/12)
確実に進化する走行フィール、高剛性と静粛性に注目
 ここまで熟成されてくると、ハイブリッドに対しての違和感はまったくと言っていいほどなくなる。スタートからめいっぱいの加速に至るプロセスで、とくにハイブリッドということを意識することもない。それはモーターとエンジンのコンビネーションが絶妙だからだろう。
 市街地想定の走りだけでなく、パワーとレスポンスが問われるワインディングロードでも違和感はない。モーターのオン/オフや、デリケートなアクセルワークにかかわらず、スムーズかつ十分に速い加速性を見せるところに、数字には表れないプリウスの進化が認められた。
 さらには、フットワークもよくなっている。3.7回転のパワステは極めて軽く、最初は手ごたえのなさを感じる。その一方、コーナーでは反力の強さがどうかとも感じられた。が、それも慣れれば気にならないレベル。乗り心地はマイルドな部類になるが、ハードなコーナリングでも過大にロールすることなく、なかなか扱いやすい。サスペンションが強化され、195/55R16インチを履くツーリングセレクションの走りは侮りがたしと言える。
 これが185/65R15タイヤで標準サスペンションのGとなると、乗り心地がよりマイルドで全体のバランスもよい。こちらのほうがプリウスというキャラにふさわしいかもしれない。
(文:横越光廣 写真:中村宏祐)
トヨタ プリウス インパネやドアトリムはソフトパッド化し、タッチが優しく上質感が高まった。ステアリングはチルト機構付きで、小径の4本スポークの楕円型。乗り降りでその効果を実感できる。 トヨタ プリウス 後席は十分な広さがあり、2名までならゆったりくつろげる。ルーフは絞られているが、ヘッドルームには十分なゆとりがある。シートは6対4分割可倒式。
トヨタ プリウス レザーパッケージはシート表皮が本革。ソフトタッチで質感の高さに納得がいく。芯には剛性感もあって、座り心地がよい。長距離でも疲労は少なそう。 トヨタ プリウス フロントグリルやヘッドランプ、リヤコンビネーションランプのデザイン変更。一段と質感を高めスマートさを増した。空力ボディのCd値は0.26。
トヨタ プリウス 収納可能なトノカバー、重宝なデッキアンダートレイなど、荷室の使い勝手はよい。後席を倒せばフラットに。 トヨタ プリウス 可変バルタイをチューンし、摩擦ロスを低減するなど着実に進化。高性能モーターや発電機とのマッチングも向上。
プリウスGツーリングセレクション・レザーパッケージ(CVT)主要諸元
全長×全幅×全高 4445×1725×1490mm
ホイールベース 2700mm
トレッド前/後 1505/1480mm
車両重量 1300kg
エンジン 直4DOHC
総排気量 1496cc
最高出力 77ps/5000rpm
最大トルク 11.7kgm/4200rpm
モーター 交流同期電動機
モーター最高出力 68ps/1200〜1540rpm
モーター最大トルク 40.8kgm/0〜1200rpm
10・15モード燃費 33.0km/L
サスペンション前/後 ストラット/トーションビーム
ブレーキ前/後 Vディスク/L&Tドラム
タイヤ前後 195/55R16
バリエーション&価格
Sスタンダードパッケージ 226万8000円
S 231万円
Sツーリングセレクション 246万7500円
G 262万5000円
Gツーリングセレクション 278万2500円
Gツーリングセレクション・レザーセレクション 325万5000円
※価格は全国メーカー希望小売り価格。北海道・沖縄地区のみ価格が異なる。
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