インプレッション:フォルクスワーゲン クロスポロ
フォルクスワーゲン クロスポロ フォルクスワーゲン クロスポロ
■プロフィール
 世界的に注目されているSUVテイストを盛り込んだコンパクトカー界を揺るがせそうなのがクロスポロ。オシャレで生き生きとしたイメージにSUV感覚が息づき、なかなか魅力的。すでにヨーロッパでは、先代のポロファン(日本未導入)が販売予定の3倍とヒット。一段と磨きをかけたクロスポロからは目が離せない。
(発表:2006/8/21 UP:2006/10)
オシャレでキュートだけでなく、スポーティな走行性能を秘める逸材
 見た目はよくても、走りが頼りなければ話にならない。果たしてクロスポロの実力やいかに……とばかり、アクセルを踏み込んだ。日本初登場となる1.6L DOHC&ティプトロニック付き6ATがもたらす加速フィールは、思った以上にスムーズで軽快。Dレンジフル加速では6200回転レッドゾーンまで引っ張れ、スポーティ感が楽しめる。0-100km/hは12.4秒、最高速182km/hというデータは、1.6Lのクロスポロとしてはイメージ以上。しかも、ティプトロニックのMT操作では、ビビッドな加速フィールを堪能することができた。
 それもそのはず、エンジンはフレキシブルだし、6ATはハイギヤリングクロスレシオ。100km/hは6速2200、5速2600、4速3400、3速4800回転相当。ギヤのつながりがよいだけに、Dレンジのままでも軽快なフィールが味わえる。それも、アップダウンの続くワインディングロードでというから価値がある。
 もっとも意外だったのは、標準のポロより最低地上高が20mmも高いのに、腰高感をまったく感じさせないことだ。コーナーでのロールも気にならず、2.8回転のパワステにリニアに反応する。専用サスはストローク十分の絶妙なセットアップによって加減速、コーナリング時の姿勢変化が抑えられ、軽快かつ一体感のある走りが気持ちよい。スタビリティの高い215/40R17インチタイヤを装着しながらゴツゴツすることもなく、クラスを超えた乗り味を見せる。クロスポロは、かなりの逸材と見た。
(文:横越光廣 写真:柳田由人)
フォルクスワーゲン クロスポロ 機能的ななかにスポーツマインドをそそるのがクロスポロ。テレスコ&チルト機能付きレザーリムの4本スポークステアリングは、径ともども言うことなし。アルミ調ペダルやレザーシフトノブの6ATと、操作性もよくスポーティ。 フォルクスワーゲン クロスポロ 後席スペースは、レッグ&ヘッドルームともに余裕あり。視界は良好。全5色のボディカラーに合わせた室内色も特徴的だ。オレンジとライムが◎。
フォルクスワーゲン クロスポロ バケットタイプのスポーツシートは体にフィット。可変量の大きなリフターが有効で、最下部にするとスポーティなポジションがとれる。 フォルクスワーゲン クロスポロ ファッショナブルな内外装のデザインがクロスポロの最大の特徴。ロードクリアランスは20mm、ルーフレールを含む全高は55mmアップ。17インチBBSアルミホイールや専用バンパー、ホイールハウス/サイドシルエクステンションなどアクティブだ。
フォルクスワーゲン クロスポロ 5ドアのコンパクト・ハッチバックとして、ユーティリティに優れていることも見逃せない。もちろん後席は分割可倒式で、アレンジもできる。室内各所の収納部と併せて、利便性にも不足なしだ。 フォルクスワーゲン クロスポロ オールアルミのBTS型1.6L直4DOHCは、ボア×ストロークが76.5×86.9mmとロングストローク。可変バルタイを採用し、トルクフルな特性を見せる。
フォルクスワーゲン・クロスポロ(6AT)主要諸元
全長×全幅×全高 3920×1670×1535mm
ホイールベース 2470mm
トレッド前/後 1430/1425mm
車両重量 1180kg
エンジン 直4DOHC
総排気量 1597cc
最高出力 105ps/5600rpm
最大トルク 15.1kgm/4500rpm
10・15モード燃費 14.4km/L
サスペンション前/後 ストラット/トレーリングアーム
ブレーキ前/後 Vディスク/ディスク
タイヤ前後 215/40R17
全国メーカー希望小売り価格
クロスポロ 239万円
※価格は全国メーカー希望小売り価格。
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