インプレッション:フォルクスワーゲン ポロGTI
フォルクスワーゲン ポロGTI フォルクスワーゲン ポロGTI
■プロフィール
 平成17年の東京モーターショーでワールドデビュー、12月に欧州に先駆けて日本で発売と異例のステップを踏んで登場したのがポロGTI。そしてその性能たるや、センセーショナルなデビューにふさわしいパワフルさを秘めていた。ゴルフとともに、新たな「GTI」伝説を生むこと間違いなし。ボディは2/4ドアの2タイプだ。
(発表:2005/12/20 UP:2006/1)
外見からは想像できない実力は並みのホットハッチとはわけが違う
 歴代ポロで最強の1.8Lターボを搭載するGTIは、さすがにパワフル。走りだした瞬間からその俊足ぶりにタダ者でないことを知らされる。フルスロットルをくれるや6500回転レッドゾーンまで一気。油断すると6800回転ではたらくリミッターにオーバーレブを警告される。路面によっては急発進時にトルクステアを感じるほど。それだけ瞬発力があるということだ。
 好スタートをきって小気味よい5MTを素早くシフトすれば、実力派のスポーツカーもまっ青の加速性を披露する。なにしろ0−100km/hは8.2秒、0−1000mは29.0秒足らず、最高速は216km/hと、並みのホットハッチとはわけが違う。さらに100km/hは5速2400、4速3200、3速4200、2速6200回転とハイギヤリングながら、低中速域のフレキシビリティも見逃せない。5速では40km/h(約1000回転)でも走れ、60km/h(1500回転)からは活気を見せるから、ドライバビリティにも太鼓判が押せる。
 ノーマルに対し15mmローダウン、強化されたサスペンションに205/45R16インチ高性能ラジアルを履くGTIは、もちろんロードホールディングも優れている。手ごたえ十分な2.8回転のパワステにクイックに応答し、ターボパワーをしっかり受け止めワインディングロードを快ペースで駆け巡る。タイトコーナーで無造作にアクセルを踏み込むと、パワーアンダーのジャジャ馬と化すことも……。アクセルワークはときにデリケートに。それが、GTIと完全に一体となるポイントだ。
(文:横越光廣 写真:菊池貴之)
フォルクスワーゲン ポロGTI 室内はスポーツマインドをそそるとともに上質感も備える。テレスコ&チルト機能付きステアリングは、レザーリムが太くその気にさせる。見やすいメーターをはじめ、全体に若々しくて機能的。 フォルクスワーゲン ポロGTI 後席スペースは必要十分。背もたれは硬めで、その形状と相まって背筋に気持ちよい。2ドアは前席がイージーエントリー機構付きで乗降性も悪くない。
フォルクスワーゲン ポロGTI ファブリックのシートはバケットタイプで、GTIにふさわしくサポート性がよい。ラチェットレバーが大きいリフターは、操作性抜群で好ポジションを提供。 フォルクスワーゲン ポロGTI ハニカム状のグリルとそれを囲むレッドラインはGTIの証。ツインエキパイにルーフスポイラーと、外見もひと味違う。
フォルクスワーゲン ポロGTI ラゲッジルームの使い勝手はなかなか。容量は標準時で270L、6対4分割可倒式の後席を倒せば1030Lに拡大。さらにフルサイズのスペアタイヤを装備。 フォルクスワーゲン ポロGTI インタークーラー付きターボ装備の5バルブ(吸気3、排気2)DOHCは、至ってパワフル。しかも低速域からフレキシブルだ。
フォルクスワーゲン ポロGTI 2ドア(5MT)主要諸元
全長×全幅×全高 3915×1655×1465mm
ホイールベース 2470mm
トレッド前/後 1415/1410mm
車両重量 1180kg
エンジン 直4DOHCターボ
総排気量 1780cc
最高出力 150ps/5800rpm
最大トルク 22.4kgm/1950〜4500rpm
10・15モード燃費 13.2km/L
サスペンション前/後 ストラット/トレーリングアーム
ブレーキ前/後 Vディスク/ディスク
タイヤ前後 205/45R16
バリエーション&価格
GTI 2ドア 228万9000円
GTI 4ドア 249万9000円
TOP > クルマ情報 > ニューモデル試乗 > フォルクスワーゲン ポロGTI