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このクラスでトップレベルの広さを誇っていた307をベースにサイズアップしただけあって、室内空間は文句のつけようがない。仕上げもよくなった。しかもシートはフランス車ならではの心地よさ。上級グレードのシエロなら、ガラスルーフの開放感まで手に入る。
試乗したのはプレミアム。わずか1400回転で最大トルクを発生するフレキシブルな性格のターボエンジンのおかげで、ATが4速でも全然不満がなかった。たとえば追い越し加速では、アクセルを踏み込むとトルクが盛り上がり、キックダウンに頼らず速度を上げてくれるほど。音も静かで、車格を超えた余裕を感じた。
乗り心地はプジョーらしいしなやかさはそのままに、細かいショックを抑え込むなどして洗練度をアップさせた感じ。それでいてしっとりしたフィールの電動油圧式パワーステアリングを切ると、スッと軽快に向きを変えてくれる。しかもトレッドがワイドになったおかげで、コーナーでの安定感もワンランクアップした印象。走りにおけるプジョーらしさは307はもちろん、弟分の207よりも上に感じられた。
(文:森口将之 写真:犬塚直樹)
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