試乗:プジョー 1007
プジョー 1007 プジョー 1007
■プロフィール
 欧州ではベーシックカー市場の拡大傾向が続いている。実際に、今回の試乗の舞台になった南スペインのバレンシアでも、コンパクトカーが街なかを元気いっぱいに駆け抜けていた。市場が拡大すればニーズも多様化するわけであり、プジョーはそうした傾向に対応してまったく新しいモデル「1007」を誕生させた。モデル名が、ほかのプジョーが3桁で表すのに対し4桁となるのはスペシャルティな位置付けとなる(今後はほかのモデルもそうするそうだ)からだ。
(発表:2006年春導入予定 UP:2005/8)
来春の日本上陸が待ち遠しい小さなスペシャルティカー
 たしかに、スペシャルティな雰囲気がある。サイズは小さくても、最新のプジョー顔は存在感十分。ボディのプレスラインも凝っていて、このクラスに漂いがちな生活感がない。さすがに、デザインをイタリアの名門カロッツェリアであるピニンファリーナが手がけただけのことはある。このデザインを見ただけでも買いたくなる人がいても不思議ではない。
 しかも、1007はボディ両側に電動式のスライドドアを持つという、日本車でもトップクラスのミニバンにしか採用されない機能を持つ。ドアは大きく開くので狭い場所での乗り降りがラクだし、後席へのアクセスも容易だ。
 また、シートは多彩なアレンジが可能なので、スペシャリティなだけではなくマルチパーパス性も備えている。さらに、インテリアはポップなデザインで、トリム類の「着せ替え」ができるカメレオと呼ぶパッケージも用意される。
 走りは、ゴキゲン気分が盛り上がる。とくに1.6Lのガソリンエンジン搭載モデルは、アクセルを踏み込むと軽快な吹き上がりとともに、パワフルに加速。ミッションは2ペダルで扱える5MTの2トロニックとなり、リズミカルなシフト操作も楽しめる。日本で走っても、ゴキゲン気分が再現できること間違いナシだ。
(文:萩原秀輝 写真:プジョー・ジャポン)
プジョー 1007 ポップでオシャレな印象があるインテリアは、プジョースタイルがデザインを担当。写真で赤く見えるトリムやエアコン吹き出し口のリングなどが、好みに合わせて着せ替えられる。 プジョー 1007 2席が独立してスライドするので、居住スペースと荷物スペースを有効に使い分けできる。背もたれは完全前倒しとダブルアクションで折りたたみも可能。
プジョー 1007 座面の高さはミニバン的なので、視界は全方向とも広々。頭上や足もとスペースにも余裕がありシートはサイズが大きめなので体をゆったり支えてくれる。 プジョー 1007 ボディ全長×全幅は3731mm×1686mmとコンパクト。スライドドアは大きく開くので、狭い駐車場でも乗り降りが容易。日本の事情にも最適。
プジョー 1007 ガソリンエンジンには、2ペダル5MTの2トロニックを用意。ステアリングのパドルでもシフトが可能。 プジョー 1007 直4DOHCのガソリンエンジンは、1.6L仕様で110ps/15.3kgmを発揮。吹き上がりの軽快さが特徴で、しかもパワフル。1.4L仕様も用意。
プジョー1007 1.6L(5MT)主要諸元
全長×全幅×全高 3731×1686×1620mm
ホイールベース 2315mm
トレッド前/後 1435/1434mm
車両重量 1140〜1216kg
エンジン 直4DOHC
排気量 1.6L
最高出力 110ps
最大トルク 15.3kgm
※諸元データの数値は、ヨーロッパ仕様のものとなる。
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