インプレッション:三菱 アウトランダー
三菱 アウトランダー 三菱 アウトランダー
■プロフィール
 開発スタッフが目指したのは走りのよいクロスオーバーSUV。アウトランダーは、新開発のプラットフォームとパワートレーンなどをもとに、三菱復活をかけて意欲的に開発された。その成果が実車に具現化され、販売面でも絶好調。グレードはMとGの2タイプで、両者とも5人乗りと7人乗りが設定される。
(発表:2005/10/17 UP:2005/12)
走れるSUVのアウトランダーは三菱復活ののろし
 SUVとは思えない軽快な走りっぷりは、ワインディングロードでしっかりと体感させられた。とくに、G(5人乗り)のハンドリングはSUVのレベルを超えている。軽いステアリングを切り込むとクイックに反応するばかりか、一体感のあるフィールがこたえられない。SUVにありがちな腰高感などはまったくなく、スポーティサルーンに乗っているようなイメージだ。ルーフにアルミを使用して、重心を下げようとしたこだわりが生かされているのだろう。
 さすがに7人乗りとなると、重量が重くなっている分、クイック感と一体感は、若干マイナスとなる。が、走らせていて楽しさを感じさせるところが、アウトランダーのいいところだ。オンロードでの走りのよさと、乗り心地のよさ、さらにフットワークのよさと、最小回転半径5.3mという機動性が、魅力のポイントとなる。
 もうひとつ忘れてならないのは、軽快な加速フィール。高回転域まで軽やかスムーズに吹き上がる。2.4L DOHCとジャトコ製の6速スポーツモードCVTはナイスマッチングで、ヒルクライム時にもスポーティ感を存分に味わえる。パドルシフトのレスポンスのよさ、小気味よさは、傑出ものだ。
 唯一気になるのは、CVT特有の加速時の高周波音。もう少し静かになれば、ワンステップ質感が高まるのだが……。ちなみに、100km/hは6速2000、5速3000、4速4250、3速5500回転相当で、定速時にはノイズもさほど気にならず、その快適感が心地よい。
(文:横越光廣 写真:犬塚直樹)
三菱 アウトランダー 機能的に配置されたスイッチ類やメーター類と、基本的なデザインは言うことなし。メーターは小さくても視認性は上々。ただ、ダイヤル式スイッチのデザインは大味すぎる。 三菱 アウトランダー 2列目シートのスペースは広々としたもの。足もと、頭上ともに余裕十分だ。まして、視界良好となれば好感度も高まる。もちろん左右分割式。
三菱 アウトランダー 走りを大事にしているだけに、フロントシートのサポート性はなかなか。フィット感も座り心地もよい。リフターの調整量が大きくて、腰高感はなし。 三菱 アウトランダー Gは225/55R18マッド&スノーを標準とするが、ハンドリングと乗り心地は両立されている。リヤゲートは上下2分割式。
三菱 アウトランダー 床下格納式の3列目はエマージェンシーとしてありがたいが、スペースはプラス2のレベル。立ち上げや格納時の操作性がいまひとつ。 三菱 アウトランダー 新開発の4B12型はボア×ストロークが88×97mmのロングストローク。アルミダイキャスト製ブロック、吸排気連続可変バルタイを採用。
アウトランダーG 7人乗り(CVT)主要諸元
全長×全幅×全高 4640×1800×1680mm
ホイールベース 2670mm
トレッド前後 1540mm
車両重量 1620kg
エンジン 直4DOHC
総排気量 2359cc
最高出力 170ps/6000rpm
最大トルク 23.0kgm/4100rpm
10・15モード燃費 11.6km/L
サスペンション前/後 ストラット/マルチリンク
ブレーキ前/後 Vディスク/ディスク
タイヤ前後 225/55R18
全国メーカー希望小売り価格
235万2000〜266万7000円
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