そんな新型エクストレイルをオンロードで走らせてみる。するとそのボディ剛性の高さに驚かされる。新開発のモノコック構造はステアリング操作に対しひとつの塊として追従する。ワインディングや段差を乗り越えたときの激しい動きのなかで、イヤなきしみ方や音はしない。サスペンションを含めデュアリスとの共有パーツとなるこの部分は、いわゆるヨーロピアンスタンダード。ドイツ車並みとはいかないが、いいところまできているようだ。
そしてエンジンだが、日常的な領域では2Lも2.5Lも違いは感じない。それだけ2Lユニットはトルクが太く出だしが頼もしいからだ。が、高速道路や長い上り道では、高い回転域で2.5Lの優位性が顔を出す。上までしっかり回りながらパワーを出すことで2Lにはない余裕を見せる。
ところで、8月末に発売開始されたばかりにもかかわらず、エクストレイルはすでに月販目標を5倍近く上回った。人気は上々だが、その9割が4WDだそうだ。その4WDシステムももちろん進化版。侮れないシロモノとなっている。
(文:諸星陽一 写真:犬塚直樹、野澤廣幸)