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さてV-VELエンジンは低速回転からフラットなトルクを出しており、しかも中間加速(追い越し加速)でのレスポンスがシャープで小気味よく伸びていく。クーペのエンジンはセダンから排気量を0.2L増やした3.7Lになっているので効果も大きいが、大排気量らしくないシャープさは好感触だ。実用燃費は3.5Lよりも向上しているという。
ミッションは6MT(クーペのみ)とパドルシフトの5ATが選択できる。個人的にはMTの復活はちょっとうれしい。しかもシフトフィールは軽くて気持ちがいいのでなおさらだ。パドルシフトのATも反応がよく、ダウン時にはブリッピングをするので、ショックが少なくレーシーなところはドライバーの気持ちを高揚させる。
もうひとつのポイントとなる4WASだが、こちらは速度を上げると、リヤがかなり踏ん張るので、タイトコーナーではフロントが外に流れる傾向がある。ただ適度な速さならドライバーは1ランク上手になったように感じるだろう。乗り心地は硬めだがセダンよりメリハリがあって気持ちいい。この硬さが4WASとクーペとのマッチングをよくしている。エレガントなクーペはけっこうな実力派なのだ。
(文:日下部保雄 写真:日産自動車)
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