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しかし、あのコロンとした姿のマーチが、こんなにもグッとシャープな姿になるとは驚きだ。このコラボレーションの相手は、オープンカー製造のスペシャリストとして名高いドイツのカルマン社。もちろん、ハードトップルーフはボタンワンタッチの全自動で、ルーフの開閉時間もたったの22秒。Aピラーがかなり寝かされているので、圧倒的な開放感という感じではないが、ガラスルーフを採用しているため、ルーフを閉じていても室内がルーミーで明るいのはうれしい。また、視界もさほど悪くないのは高ポイントだ。
エンジンは1.6L。トランスミッションは5MTと4ATが用意されるが、価格が同じなのは面白いところ。今回は4ATモデルの試乗となったが、これがなかなかパワフルで驚かされた。だからというワケではないが、高速での走り味がとくにイイのが好印象。道路のつなぎ目などもうまくいなすから乗り心地は快適で、直進性もなかなかといったところ。逆にコーナリングでは、少々足が突っ張ったような印象はあるが、ハンドリングはナチュラルで素直にラインをトレースできる。このしっかり感、うねりの多い欧州の道を走り抜けてきただけのことはあるといった感じなのだ。風の巻き込みも少なく快適に過ごせる。あとは価格が高めなのがちょっと残念といったところだろうか……。
(文:竹岡 圭 写真:犬塚直樹)
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