インプレッション:日産 ムラーノ
日産 ムラーノ 日産 ムラーノ
■プロフィール
 2002年11月に北米で発売されるや、平均月販4500台に及ぶヒットモデルとなったムラーノが、いよいよ日本市場にデビューした。ラインアップは、350XVと250XLの2タイプで、前者は4WDとFF、後者はFF専用となる。
(発表:2004/9/2 UP:2004/10)
上質、快適な実力派クロスオーバーSUV。その実力の高さに感嘆
 すでに北米仕様の3.5L・4WDには試乗済み。力強く快適で、まさにクロスオーバーSUVの秀作と感じた。その北米仕様と比べると、パワー感は若干ダウンと感じたのは気のせいか……。エンジン音などが静かになり、より洗練されたことによるのかもしれない。
 それにしても、3.5L V6+6速CVTのマッチングは、上々という一語に尽きる。V6はどの回転域からでも太いトルクを発し、それをCVTがレスポンスよく伝える。それも、いかなる状況でもというのだから、一段とインパクトがある。100km/hが6速で2000回転弱という余裕をフルに生かせる高速フィールドなら、快適フィールにホレボレさせられることだろう。
 では163馬力/5200回転の2.5L直4搭載車はどうなのか……。結論を最初に言えば、意外なほどスポーティで、これで十分といえるほど。第一に、エンジンが軽快に吹け上がり、山道を走っていても不足なし。さすがにV6と比べれば、スムーズ感で差を感じるものの、クロスオーバーSUVとしてのムラーノらしさは十分に味わえる。100km/hは4速2400、3速3200、2速5000回転。こちらも余裕のクルージングがOKだ。350XV・4WDに対し140kg減が強み。
 ムラーノのもうひとつの特徴は、マイルドかつ正確なフットワーク。350XV・4WDのパワステは、適度な重さを保ち、腰高感のないスムーズで素直な走りをもたらす。ロールが抑えられ、安定した姿勢を保つのもグッド。ハードウエットのなか、FFの250XLの走りが心配だったが、急発進時にも方向性を乱すこともなく、軽快かつ安定した走りっぷりを披露してくれた。3.25回転のパワステは、手ごたえが自然。フットワークにムラーノらしいしなやかさも見られた。
(文:横越光廣 写真:犬塚直樹)
日産 ムラーノ ラグビーボール形状のダッシュまわりは、個性的なばかりか機能的かつスポーティ。握りが太いチルト付きステアリング、要所のアルミパネル、3眼メーターがSUVらしさを高めている。 日産 ムラーノ 後席の居住性は至って快適。シートはソフトでゆったり。太いCピラーは圧迫感どころか頼りがいがある。
日産 ムラーノ ファーストクラスシートが自慢。ゆったりサイズで快適かつサポートもよい。65mmのリフターが有効。 日産 ムラーノ シンボリックでダイナミックなスタイルは魅力的。幾何学的でエモーショナルなラインと面構成が大胆で、見れば見るほど忘れられなくなる。
日産 ムラーノ 荷室は、ホイールハウスの張り出しを抑え広々。容量は標準時で480L、ゴルフバッグ5個を積載可。後席を倒せば880Lに拡大。 日産 ムラーノ VQ35DE型3.5L V6の高性能、スムーズさはすでにおなじみ。じつにトルクフルで、エクストロニックCVT-M6とは相性抜群。
ムラーノ350XV FOUR(CVT)主要諸元
全長×全幅×全高 4770×1880×1685mm
ホイールベース 2825mm
トレッド前後 1620mm
車両重量 1780kg
エンジン V6DOHC
総排気量 3498cc
最高出力 231ps/5600rpm
最大トルク 34.0kgm/2800rpm
10・15モード燃費 8.9km/L
サスペンション前/後 ストラット/マルチリンク
ブレーキ前後 Vディスク
タイヤ前後 225/65R18
全国メーカー希望小売り価格
285万6000〜375万9000円
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