インプレッション:スズキ MRワゴン
スズキ MRワゴン スズキ MRワゴン
■プロフィール
「20〜30代のママと子供のために開発した軽ワゴン」。MRワゴンは、まさにメーカーが言うとおりの軽自動車だ。スタイリッシュだった先代と比べるとかわいらしく、それでいて細部にわたり使い勝手が高められた。機種構成は、ベーシックなG、上級なX、ターボ装備のT。3グレードとも、FFと4WDがある。
(発表:2006/1/20 UP:2006/3)
このクルマにピッタリの優しいマイルド感と高い実用性を兼ね備える
 Xに乗ると、MRワゴンの性格がはっきりとわかる。すべてマイルドで、だれが乗っても運転しやすいと感じるはず。たとえば、出足はよい意味でのゆっくりリズムで、唐突に発進するようなことはない。ハイレスポンスを望む人にはモノ足りないだろうが、このクルマの性格にはふさわしい味付けだ。
 パワーは必要十分。フル加速すれば、およそ1→2速は40km/h、2→3速は80km/hでシフトアップ。パンチがないのはけっして悪いことではない。むしろ、市街地をスムーズかつリニア感を持って走れることに、MRワゴンの価値がある。
 また、3.8回転のパワステは軽く素直。ペースを速めたコーナリングではロールが大きいが、スタビリティがどうこう言うのはナンセンス。むしろ限界域がわかりやすく、絶対スピードが低いこともあって扱いやすい、ということにこそ、このクルマの持ち味がある。
 さすがにターボは軽快感が高まる。が、マイルド・ターボでドライバビリティが高まるととらえたほうがよい。たしかに、加速性はよくなるが「速さ」よりも「余裕」が高まるという感じ。先代よりも全体にノイズは耳につかなくなっている。ターボではとくにそう感じた。
 さらに、165/55R14ラジアルを履くだけに、ハンドリング面もレベルアップ。3.6回転のパワステに応じ、スポーティ感が味わえることもたしかだが、基本的には「マイルド感」が引き立つ優しい軽ワゴンだ。
(文:横越光廣 写真:犬塚直樹)
スズキ MRワゴン シンプルですっきりまとめられたインパネまわりは、若々しく清潔なイメージ。左右ウォークスルーで開放感満点となれば、女性の支持を受けること間違いなしだ。 スズキ MRワゴン 居住スペースは断然広い。レッグ/ヘッドルームともに、これが軽かと思うほどの広さを持つ。グラスエリアがワイドで視界良好。唯一、シートは小ぶり。
スズキ MRワゴン ベンチ式のシートはセパレートタイプ。よい意味でスポンジーなソフトタッチで、女性には喜ばれるはず。パッセンジャーとの距離が親近感を強める。 スズキ MRワゴン 木の葉をイメージしたサイドウインドウのリーフラインが特徴的。プラットフォームはワゴンRから受け継ぐとあって信頼性は高い。最小回転半径4.1mと機動的。
スズキ MRワゴン 後席は左右独立スライド、ワンタッチ・ダブルフォールディングなど、アレンジ多彩。荷室開口部は広く、使い勝手は申し分ない。収納部が多く利便性の高さにも注目。 スズキ MRワゴン 10・15モード燃費は、DOHC VVT(FF)の場合で21.0km/L、ターボ(同)で18.8km/L。もちろんグリーン税制に適合している。
MRワゴン T(4AT)主要諸元
全長×全幅×全高 3395×1475×1610mm
ホイールベース 2360mm
トレッド前/後 1290/1280mm
車両重量 850kg
エンジン 直3DOHCターボ
総排気量 658cc
最高出力 60ps/6000rpm
最大トルク 8.5kgm/3000rpm
10・15モード燃費 18.8km/L
サスペンション前/後 ストラット/トーションビーム
ブレーキ前/後 Vディスク/L&Tドラム
タイヤ前後 165/55R14
全国メーカー希望小売り価格
101万6400〜134万9250円
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