インプレッション:マツダ MPV 23T
マツダ MPV 23T マツダ MPV 23T
■プロフィール
 MPV 23Tの特徴を一語にすれば「走れるミニバン」。つまり、レベルの高いミニバン界においても、一線級の走行性能を備えているということである。新型は第3世代となって進境著しい。なかでも、シリーズ最強となるターボ装備の23Tはかなりの実力派だ。
(発表:2006/2/3 UP:2006/4)
ターボパワー炸裂! パワフル&スポーティだけではない上級感も魅力
 試乗コースが高速道路とワインディングロードとあって、走りの実力を知るには絶好。まず最初に、小手調べのつもりで163馬力の23Cスポーティパッケージを走らせたところ、これが予想以上の好フィール。とくにフットワークのよさには感じ入った。コーナーではロールが気にならず、安定姿勢を保ったままの自然体。ミニバンということをまったく意識させない好バランスときている。乗り心地と併せ、しなやかとさえ感じたほどだ。
 となれば、23Tに対する期待も高まるというものだ。そして、アクセル・オンと同時に、インパクト十分な23Tらしさを体感させられた。
 最高245馬力の直噴ターボは、さすがにパワフル。フル加速すれば6200回転まで引っ張れるだけに迫力十分、スポーティな走りっぷりに満足させられる。うれしいのは低中速域からフレキシブルで、好レスポンスなこと。少しもピーキーではなく、全域にわたるスムーズ感がこたえられない。それはアイシン製の6ATとのマッチングがよいということでもあろう。ギヤリングは、100km/hにすれば6速2000、5速2500、4速3250、3速4250回転。シーケンシャルMT操作では、存分にスポーツ性を発揮してくれる。
 さらにハイパワーに応じ、足腰は強化されている。タイヤは215/55R18インチを履くだけに、コーナリング性能も高まる。ただ、23Cと比べるとバランスという点では若干見劣りする。3.1回転のパワステはクイックだが、ロールが気になりややノーズへビーだと感じた。
(文:横越光廣 写真:犬塚直樹)
マツダ MPV 23T 水平基調のインパネに、各スイッチ類が機能的に配置される。3本スポークの本革巻きステアリング/シフトノブは、操作感もよい。3Dブラックアウトメーターのデザインと視認性は上々。 マツダ MPV 23T 左右独立ロングスライドのセカンドシートは、サイズにゆとりがあって座り心地がよい。スペースは広々としていて、居住性、使い勝手ともにグッドだ。
マツダ MPV 23T スポーティ感のある前席は、スライド量が250mm。ラチェット式のリフターにより、好ポジションがもたらされる。シートタッチはソフトで座り心地もよい。 マツダ MPV 23T ロングホイールベースに、ロー&ワイドのボディは、バランスがよくスタイリッシュ。Cd値0.30と空力的で、心身ともにスポーティだ。スライドドアの開口幅は785mmと広く乗降性がよい。
マツダ MPV 23T スポーツカーなみの17インチベンチレーテッドディスクブレーキを採用。18×7Jのアルミホイールに215/55R18インチを装着と、見た目も性能もまぎれなきスポーツ車だ。 マツダ MPV 23T 直噴ターボは、9.5の高圧縮比により低中速トルクを向上。2000〜4500回転まで最大トルクを発生。また国内唯一のSU-LEV達成。
MPV 23T(6AT)主要諸元
全長×全幅×全高 4870×1850×1685mm
ホイールベース 2950mm
トレッド前/後 1610/1605mm
車両重量 1800kg
エンジン 直4DOHCターボ
総排気量 2260cc
最高出力 245ps/5000rpm
最大トルク 35.7kgm/2500rpm
10・15モード燃費 10.2km/L
サスペンション前/後 ストラット/マルチリンク
ブレーキ前後 Vディスク
タイヤ前後 215/55R18
全国メーカー希望小売価格
・23T 2WD/4WD 280万円/310万円
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