インプレッション:マツダ MPV
マツダ MPV マツダ MPV
■プロフィール
 アテンザあたりから、マツダ車がどんどんよくなっている。3代目となるMPVもしかり。ロー&ワイドの高剛性ボディはスタイリッシュだし、110mmも延長されたホイールベースや新採用のマルチリンク・リヤサスなどにより、走りのクオリティが高まった。優れたユーティリティも自慢のひとつと、激戦のミニバン戦区の一線で堂々と勝負できる内容に仕上がった。
(発表:2006/2/2 UP:2006/3)
すべてにおいて洗練。大幅に進化したミニバン界のホープ
 2.3L直4のエンジンは、主力となるNAが先行発売され、高性能な新開発の直噴ターボが1カ月半後に登場。FFが基本で、4WDは4月15日の発売となる。ミッションはターボと4WDが6ATで、ほかは4AT。今回試乗したNAの23Cには、17インチタイヤを履くスポーツパッケージも用意されている。
 23Cに乗って100mも走らないうちに、格段にレベルアップしていることを感じた。エンジンや補機類のノイズは静かだし、3回転のステアリングは軽くクイック。Dレンジホールドのまま軽くアクセルを踏み込むと、スムーズに加速。変速ショックが小さいだけに、フィールが引き立つのだ。しかも、ロングホイールベースゆえに乗り心地もゆったりマイルド。少なくとも、常用スピードで流すかぎり、満足できる快適感をもたらしてくれる。
 これなら期待できるとばかりにフル加速。エンジンはストレスなく吹き上がり、6750回転レッドのところ6250回転でシフト。スポーティ感を楽しむだけのポテンシャルとフィールを備えている。山道では、パワーに物足りなさを感じるかもしれないが、アクティブマチックのMT操作でスポーツフィールを取り戻せるはずだ。ハンドリングが素直で扱いやすいことも特徴のひとつで、これなら直噴ターボにかける期待が高まるばかり。ちなみに100km/hは4速3000、3速3500、2速5500回転相当で、もちろん余裕十分で快適だ。
(文:横越光廣 写真:犬塚直樹)
マツダ MPV 水平基調のダッシュに、ウイングイメージのメーター上部がアクセント。本革巻きステアリング&シフトノブ(23Cスポーツパッケージ)は手にしっくり。3Dブラックアウトメーターが、スポーティ感をかもす。 マツダ MPV 2列目シートは先代と比べサイズアップ。前後スライド量は330mmに伸ばされ、快適性も高い。多機能なスーパーリラックスシートは、ずばりファーストクラス。
マツダ MPV 前席はスライド量が250mm、リフト量が55mmあり、45mmの調整幅のあるチルトハンドルと相まっての好ポジション。シートはソフトめでサポート性がよい。 マツダ MPV ロー&ワイド、のびやかでなかなかスタイリッシュだ。スポーツパッケージには17×7Jのアルミホイールに、215/60R17タイヤが標準。スライドドアは785mmの開口面積を持つ。
マツダ MPV 余裕のある3列目6対4分割可倒式シートを倒せば、荷室はフラットで広々。広いアンダーボックスをはじめ、収納部は室内各所にある。容量は標準時でも357Lと十分ある。 マツダ MPV 吸気バルブタイミングを電子制御するS-VTと、回転数により吸気マニホールド長を制御するVISにより、全域でスムーズかつトルクフル。
MPV 23Cスポーツパッケージ(4AT)主要諸元
全長×全幅×全高 4870×1850×1685mm
ホイールベース 2950mm
トレッド前/後 1610/1605mm
車両重量 1730kg
エンジン 直4DOHC
総排気量 2260cc
最高出力 163ps/6500rpm
最大トルク 21.4kgm/4000rpm
10・15モード燃費 12.2km/L
サスペンション前/後 ストラット/マルチリンク
ブレーキ前後 Vディスク
タイヤ前後 215/60R17
全国メーカー希望小売り価格
238万〜310万円
TOP > クルマ情報 > ニューモデル試乗 > マツダ MPV