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そんなパジェロのディーゼル車をドライブしたのはオフロードコース。まだナンバーが登録されておらず、クローズドでの試乗となった。
ただ、それでもこのクルマの実力は十分に発揮できる。というのも、25度から30度近い登坂でも、力強いディーゼルユニットがクルマをグイグイ引き上げるからだ。そもそも低速トルクの太いディーゼルは、アクセルペダルをほんの少し踏み込んだだけで頼もしいばかりの駆動力をタイヤを通して路面に伝える。この感覚はオフロードドライブにおいて「やっぱディーゼル!」と納得させてくれるものだ。
改良されたディーゼルエンジンは、ターボの高効率化などで最大トルクを37.8kgmから45.0kgmまで強化。最高出力も20馬力向上している。出力アップに関しては高速域で威力を発揮するだろうが、高速道路での振動や遮音性はあまり期待できないかもしれない。まぁ、それを含めてパジェロであり、オフローダーにとって愛すべき要因でもある。それでも、今回はリヤアンダーカバーを装備して空力性能の向上をはかったというから、少しばかり改善されているかもしれない。トランスミッションも新型に載せ替え、高出力化に合わせている。
細かいところでは、走行中にアクセルペダルとブレーキペダルを同時に踏んだ際、ブレーキが優先される制御が搭載された。
(文:九島辰也 写真:齋藤正)
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