ある意味、ギャランらしいのが6速スポーツモードCVTと215/45R18インチを備える「スポーツ」。そのフィールとマインドはまさにスポーツライクだ。3.25回転のステアリングは、サスペンションともども締め上げられ手ごたえ十分。反力が強い分、重めの操舵力を意識させられ、ダイレクト感があるかわりに路面からのキックバックも気になる。フォルティスの高いスタビリテイを存分に引き出すためには、それなりのドライビングキャリアを要するだろう。
ハンドリングは、基本的には素直でまずまずレベル。とくにクイックというわけでもなく、正直つかみどころがないような面もある。と言いつつも、気がつくと快ペースで山道を駆け抜けているという調子だ。はっきり評価できるのは、18インチタイヤを装着しながらワンダリングが気にならず、乗り心地が全般的に悪くないことだ。つまり、セダンとしての快適性に注目できるということである。
アウトランダーの2.4L直4をベースに小型・軽量化した2L直4は、とくにパワフルとは言えないが、6速CVTとの組み合わせでスポーツフィールをそこそこ堪能できる。パドルシフトは小気味よく、シフトアップ/ダウン時のレスポンスも不足なし。MTモードでは各ギヤ固定となることもスポーツ性を高めている。エンジンはCVT保護のため6000回転弱で頭打ち気味となるので、MTモードでは5500回転あたりでのシフトをオススメ。ちなみに5MTはストロークも適当で軽く確実。トルクバンドもワイドで、魅力十分なことを付け加えておこう。
(文:横越光廣 写真:犬塚直樹) |