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なじみのないカテゴリーだが、これはクラシックミニの時代に存在した、トラベラーやカントリーマンというモデルの流れを汲んだものだ。かつてのイギリスにあった狩猟用のクルマで、森の奥深くでも機動性を確保するため不必要にボディは長くなく、猟犬と猟銃が積めればいいという発想で作られたクルマである。なので、長さはハッチバック全長+24p、ホイールベース+8pにとどまっているのだ。
この延長された長さはすべて、後席とラゲッジスペースに割り振られているので、後席はかなり広がった。しかもアクセス方法は、運転席の後ろに付けられた小さなクラブドアからと、かなりユニークなのである。運転席のドアを開けてからでないと開かないのと、燃料タンクの関係上、右側にしか付けられなかったのが残念ではあるのだが、このおかげで私のシートポジションで、私の体格ならば前席の背もたれを倒さずとも乗り込めるくらいの余裕が生まれたのは非常に便利だ。
さて、パワートレーンはハッチバックとまったく同じものが採用されているが、ボディが長くなった分、重量は70s増加している。そこが心配な部分でもあったのだが、その重さをまったく感じさせないほどこのパワーユニットは力強い。クーパーSともなると、ラフなアクセルコントロールではホイールスピンしてしまうくらい余力たっぷりだ。ミニらしさを失っていないフィーリングも、ファンの期待どおりと言ったところである。
(文:竹岡 圭 写真:久住伸之)
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