インプレッション:ルノー メガーヌ
ルノー メガーヌ ルノー メガーヌ
■プロフィール
 メガーヌ2.0に新たに加わった6MT仕様は、トータルバランスに優れたなかなかの好漢。控えめながら、その気になれば芯の強さを発揮するスポーティ・マインドのあるモデルだ。2.0シリーズのエンジンはF4型133馬力の1タイプで、FF&右ハンドルのみの設定となる。
(発表:2004/10/1 UP:2005/3)
4ATの不満を解消。2Lモデルの本命は好バランスのスポーティ感が魅力
 2Lエンジンはパワフルとは言いがたいが、フレキシビリティにおいてはクラス・トップレベル。なにしろ6速30km/h(約750回転)からでも加速が効き、40km/hからは軽快感を覚えるほど。これだけの粘り強さを持っていれば、ドライバビリティは申し分なし。ローギヤードならまだしも、6速のギヤリングは標準か若干ハイギヤリングというレベル。それは、100km/h時の6速2600、5速3100、4速3800、3速5100回転という数値が証明してくれる。だからこそ意味があるのだ。
 むろん、ヨーロッパ車らしく高速クルージングは得意分野。加速レスポンスばかりか、ノイズも耳障りではなく快適。スピードとともに、ひと味違う持ち味を発揮する底知れないところがある。ストロークこそ大きめでも、軽く確実なクロスレシオの6MTを駆使すれば、133馬力車とは思えないスポーツフィールを堪能することができるとあってはなおのことだ。
 さらに注目できるのは、ハンドリングのよさ。軽からず重からず適度な手ごたえのある3.2回転のパワステは、十分なストロークをもったサスペンションとともに、優れたロードホールディングをもたらす。味つけは、クイックさよりも安定志向で、いかなるコースを走っても安心感が先行。EPSのカバーもあるが、基本的にエンジンよりもシャシー性能が勝った本当の意味でのドライバビリティに感心させられる。
 もうひとつ見逃せないのは、乗り心地のマイルドさで、走りのクオリティにおいても満足させられること。これは大きい。まして、205/55R16インチタイヤを装着し、スタビリティの高さも自慢できるレベルにあるというから価値がある。
(文:横越光廣 写真:小宮岩男)
ルノー メガーヌ おしゃれなデザインは内外装にわたる。小径のステアリングはテレスコ&チルト機能付きで、コラムは太めでも手になじむ。エンジンの始動・停止はボタン式。 ルノー メガーヌ 必要十分なスペースを持った後席。前席下に足をもぐり込ませれば、レッグスペースは余裕十分。6対4分割可倒式で、座り心地はなかなかといえる。
ルノー メガーヌ クロスとレザーのコンビシートは、タッチがソフトで体を優しく包み込む。ラチェット式のリフターは、だれにでもフィットするポジションを提供。 ルノー メガーヌ アーティスティックなデザインは、ルノーが追求するテーマ。トライアングルをベースとしたユニークなリヤまわりのフィニッシュはオシャレ。
ルノー メガーヌ 特徴的なテールゲートを開けると、開口部が広く使い勝手のよい荷室に納得。後席座面はダブルフォールディング式でアレンジは多彩。 ルノー メガーヌ エンジンは可変吸気バルタイ(VVT)を備え、全域にわたりスムーズ。82.7×93.0mmのロングストロークでトルク重視。
ルノー メガーヌ2.0(6MT)主要諸元
全長×全幅×全高 4215×1775×1460mm
ホイールベース 2625mm
トレッド前/後 1510/1515mm
車両重量 1310kg
エンジン 直4DOHC
総排気量 1998cc
最高出力 133ps/5500rpm
最大トルク 19.5kgm/3750rpm
サスペンション前/後 ストラット/トレーリングアーム
ブレーキ前/後 Vディスク/ディスク
タイヤ前後 205/55R16
価格は全国メーカー希望小売価格
メガーヌ2.0 6MT 260万4000円
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