インプレッション:ルノー メガーヌルノースポーツ
ルノー メガーヌルノースポーツ ルノー メガーヌルノースポーツ
■プロフィール
 ルノー直系のモータースポーツ部門、ルノースポール(RS)が手がけたメガーヌの高性能モデル。エンジンは2L 4気筒にツインスクロールターボをつけて224馬力を発生。ギヤボックスは6MTだ。足まわりはフロントサスペンションを新設計とし、クロスメンバーを追加。ブレーキにはブレンボ製パーツをおごっている。今回発売されたのは3ドア左ハンドルだが、来年春に5ドア右ハンドルが追加されるという。
(発表:2004/10/1 UP:2004/12)
ターボエンジンを搭載した高性能モデルだが、その扱いやすさは一級品
 センスがいいって、こういうことを言うのだろう。日本初登場の3ドアボディは、フォグランプ内蔵のフロントバンパー、2本出しマフラーが突き出すリヤバンパー、ルーフエンドスポイラーなどが特徴だが、派手さや子供っぽさはなく、むしろ大人っぽい。インテリアもダークグレーで落ち着きを出しつつ、オレンジのステッチやシートベルト、専用デザインのメーターなどのスパイスが絶妙に効いている。
 ほかのメガーヌよりもむしろマイルドな座り心地の、でもしっかりしたサイドサポートを持つフロントシートに体を預け、6MTのシフトレバーとアルミ製ペダルを操作してスタートすると、まずは低回転での扱いやすさと静かさに驚かされる。ターボの立ち上がりは2000回転あたりからと低く、なだらかにトルクが盛り上がっていく。しかしターボが効いてからの加速は強烈そのもの。おまけにターボとしてはレスポンスは鋭く、高回転でのサウンドは快音。正真正銘のスポーツユニットだ。
 これだけのパワーを前2輪で伝えるので、コーナーではホイールスピンが出てしまうが、トルクステアはほとんどないので、落ち着いてドライビングに専念できる。ステアリングの剛性感が高まり、電動アシストのクセが弱くなったのもいい。そしてブレンボをおごったブレーキは、驚異的な効きを示す。なのに乗り心地は、固いけれど街なかでも不快にならないレベル。まさに大人のホットハッチだった。
(文:森口将之 写真:久住伸之)
ルノー メガーヌルノースポーツ インパネはほかのメガーヌと同じだが、280km/hまで刻まれた専用メーター、ブラックのセンターパネル、アルミ製ペダルでドレスアップ。6MTは心地よいシフトタッチを返してくる。 ルノー メガーヌルノースポーツ 大人がラクに過ごせるリヤシートは5ドアと同じ作り。フロント同様、グレーのレザーにオレンジのステッチとベルトというコーディネイトになる。
ルノー メガーヌルノースポーツ 大きなサイドサポートで体を支えつつ、マイルドな座り心地のフロントシートはルーテシアRSと似た感触。背もたれにはルノースポールのロゴが入る。 ルノー メガーヌルノースポーツ カーブしたサイドウインドウのラインがリヤゲートのスロープにつながるデザインが美しい。17インチのアルミホイールはRS専用。
ルノー メガーヌルノースポーツ スロープしたゲートが気になるラゲッジスペースだがフロアは広い。リヤシートは6対4分割で折りたたみ可能。 ルノー メガーヌルノースポーツ 2L直列4気筒DOHCにツインスクロールターボを装着して、リッター100馬力を大きく上まわる224馬力を発生。扱いやすさ、速さ、楽しさを高次元で両立させたすばらしいエンジンだ。
ルノー・メガーヌ・ルノー・スポール(6MT)主要諸元
全長×全幅×全高 4230×1775×1450mm
ホイールベース 2625mm
トレッド前/後 1515/1520mm
車両重量 1370kg
エンジン 直4DOHCターボ
総排気量 1998cc
最高出力 224ps/5500rpm
最大トルク 30.6kgm/3000rpm
サスペンション前/後 ストラット/トレーリングアーム
ブレーキ前/後 Vディスク/ディスク
タイヤ前後 225/45R17
全国メーカー希望小売り価格
ルノー・メガーヌ・ルノー・スポール 378万円
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