インプレッション:メルセデス・ベンツ Mクラス
メルセデス・ベンツ Mクラス メルセデス・ベンツ Mクラス
■プロフィール
 1998年にデビューしたMクラスは、メルセデスのプレミアムSUVとして注目された。それから7年、新型は高剛性モノコックボディを採用するなどして格段に洗練、実力アップの変身をとげた。ラインアップは、ML350とML500の2タイプで、両車に2つずつのパッケージオプションが用意されている。
(発表:2005/10/11 UP:2006/1)
一段と洗練されたオールラウンドプレーヤー。オン/オフともに実力は十分
 ラダーフレームからモノコックへ。新設計の前ダブルウイッシュボーン式、後4リンク式サスペンションはストロークを十分にとっていて、乗り心地がマイルド。ML350で一般路、高速道路を走るにつれ、快適性とポテンシャルの高さを実感させられた。
 Dレンジフル加速では6000回転でシフト。新世代3.5L V6は、全域にわたり軽やかスムーズに吹き上がり、電子制御式7ATとのマッチングは上々。高速走行時には、あまりにも軽やかにスピードを高めていくので、SUVということを忘れたほど。100km/hは7速2100、6速2300、5速2800、4速3800、3速5400回転(ML500は各ギヤマイナス100回転)足らずで、余裕のクルージング。しかも、ひとたびアクセルを踏み込めば、スポーツ性を満喫することができる。これがトルクが分厚くなみなみとした力感のML500ではなおさら。パワフルさに目のないスポーツ派なら、その加速ぶりに舌つづみを打つはずだ。
 ML350のパワステは3.1回転で軽め。クセがなく、サルーン感覚で走らせることができる。ことにスポーツパッケージの255/50R19タイヤ装着車は、コーナリング時に安定感抜群。ML500のほうはノーズヘビーに感じた。
 フルタイム4WDのSUVとあって、オフロード性能がプアでは話にならない。が、MLは見かけ以上にタフ。4ESPや急坂でのDSRとヒルスタートが有効。シビアな特設コースを走りながら、走破性やボディ剛性に不足を感じることはなかった。
(文:横越光廣 写真:内藤敬仁)
メルセデス・ベンツ Mクラス 剛性感十分なダッシュとコンソールによりしっかりガードされ、いかにも安全という感じ。各所にクロームやアルミ素材が配されスポーティ。ステアリング裏にシフトスイッチがある。 メルセデス・ベンツ Mクラス 後席の居住性は快適だ。第一にスペースが広くて視界は良好。開放的なのがよい。サイズ自体にゆとりがあって、座り心地もグッド。2対1分割可倒式。
メルセデス・ベンツ Mクラス レザーツインシートは、前席4ウェイの電動式で、好ポジションがとれる。ゆったりしたサイズ、ソフトな感触を持つシートは、サポート感が心地よい。 メルセデス・ベンツ Mクラス 従来車と比べ、全長145×全幅75×ホイールベース95mm拡大。その分、室内スペースが広がった。乗り心地を含め快適性がアップ。
メルセデス・ベンツ Mクラス 荷室は広くて使い勝手がよい。開口部は広く、後席を倒せばフラット化。容量は標準時で551L、最大1830Lと広々。 メルセデス・ベンツ Mクラス 3.5L V6はアルミ製クランクケースやヘッド、軽量設計のピストンなどを採用。バリアブルタイミング機構を備える。
メルセデスベンツ・ML350(7AT)主要諸元
全長×全幅×全高 4790×1910×1815mm
ホイールベース 2915mm
トレッド前/後 1625/1630mm
車両重量 2120kg
エンジン V6DOHC
総排気量 3497cc
最高出力 272ps/6000rpm
最大トルク 35.7kgm/2400〜5000rpm
10・15モード燃費 7.9km/L
サスペンション前/後 ダブルウイッシュボーン/4リンク
ブレーキ前/後 Vディスク/ディスク
タイヤ前後 235/65R17
バリエーション&価格
ML350 693万円
ML500 945万円
※価格は全国メーカー希望小売り価格。
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