内外装の変更などを伴う今回のマイナーチェンジだが、最大の変更点は2Lの通常噴射エンジンへのシーケンシャルバルブタイミング機構と電子制御スロットルの採用、そしてATの5速化(直噴2Lは採用済み)だ。
エンジンの改良は環境性能とフィーリングアップが主目的で、最高出力や最大トルクは従来と変わっていない。しかし、ATの5速化は変速レンジのワイド化を実現した。1速はより低く、5速はより高くなったのだ。
従来モデルに比べると明らかに出足がいい。グッと引っかかりを感じた出足はなくなり、ススッとした出足になった。感心させられるのは、不用意な急発進をしないところ。これは電子制御化されたスロットルに頼る部分が大きいのだろう。各ギヤ間のつながりもよく、上質さを増した走りを手に入れている。
サスペンションもリヤのジオメトリー変更、前後ダンパー特性の変更などを伴う刷新が行われた。もともと走りのいいプレマシーであったが、今回の変更によって高いハンドリング性能は確保したまま、さらなる乗り心地のよさを得ている。
アルミホイールのリム剛性アップ、吸音材の変更などにより、高速巡航時の静粛性はミニバンらしからぬ静かさを得ている。もちろん、5速の高速化も大きく貢献しているはずだ。
(文:諸星陽一 写真:中村宏祐)
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