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ビアンテには2Lと2.3Lモデルがラインアップされているが、よりマツダらしいスポーティさがあふれているのは2.3Lモデルだ。5ATの2WDモデルのみという設定で、最近主流となっている走り系ミニバンのライバルたちを念頭に置いたグレードと言っていいだろう。
その走り味には、全体の42%に高張力鋼板を使った軽量化や、溶接などの最適化による車体内部構造の抵抗ロスの抑制、ボディやタイヤまわりの整流に至る空力性能の追求などで、全体的に高められたボディ性能もひと役買っている。また、ミニバンだけに運動性能と全席での乗り心地を両立するため、局部剛性と全体剛性のバランスも考えられているのだ。
実際に乗ってみると、まずステアフィールのキビキビ感が際立っている。クラスでいちばん小さいというロック・ツー・ロックで、かなりスポーティだ。それに合わせたように、足まわりはしっかり感があるものの、乗り心地はやはり少々カタメ。しかし、アクセルレスポンスが抑えられているために、パワーコントロールは扱いやすく仕上がっていて、どちらかと言えば重厚という言葉が似合う乗り味だ。パワーだけでなく、ゆとりを求める人にも2.3Lモデルのほうが気持ちよくつき合えるかもしれない。
ただし、Lクラスミニバンのようなゴージャス感はないので、そのあたりは割り切りも必要だ。また、シートアレンジも多彩なので、アクティブに使いたい派にもピッタリな1台と言えるだろう。
(文:竹岡圭 写真:原田淳)
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