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ライバルひしめくこのカテゴリーは、乗ってみたいと思わせるデザインが大事だと言われているが、ビアンテのコンセプトはまさに「見る人を動機づけるデザイン」とのこと。ヘッドランプからサイドウインドウにかけて流れる連続性のあるピラーまわりはとにかく個性的だ。またこれにより、ミニバンとしては異例な空力性能Cd値0.3を実現している。箱型ミニバンで気になる横風の影響もずいぶん気にかけられているのだ。風切り音に関しても、またエンジン音、ロードノイズに関しても低減がはかられてはいるものの、別段静かというわけではない。ただし、全部がバランスよく聞こえてくるので「ウルサイ」という感じはなく、走っているという躍動感がうまく伝わってくる。走りのマツダのZoom-Zoomらしい演出だ。
2Lエンジンは普通のトルクコンバーター式ATと組み合わされているが、発進時は少々重たく感じるのも事実。しかしスピードが乗ってしまえば扱いやすく、どちらかと言えば高速向きなドッシリしたステアフィールと併せて、クルージング性能を主眼に置いているようだ。
ユニークなのはシートアレンジで、2列目シートはマツダお得意の横スライドでベンチ&キャプテンシートが併用できる。さらに2列目はグイ〜ンと後方へスライドできて、「広すぎてどうしよう!」と思ってしまうほどのリビングモードとなる。使い勝手からも想像が広がりそうな1台だ。
(文:竹岡 圭 写真:原田 淳)
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