インプレッション:日産 マーチ
日産 マーチ 日産 マーチ
■プロフィール
 コンパクトカーとして人気のあるマーチがマイナーチェンジ。同時に、ティーダやノートに搭載されている1.5L搭載車が加わり、好評のスポーツグレード12SRはさらなるチューンアップにより、魅力を高めた。いずれも、なかなかの走りっぷりで、リピーターも増えそうだ。
(発表:2005/8/25 UP:2005/9)
待望の1.5L搭載車が加わり、ますます魅力を高めるマーチ
 新登場の1.5Lシリーズには、CVTが組み合わされる。エンジンがスケールアップされただけに、断然の加速性アップが見込まれた。ところが、走行コースがアップダウンの続く山道とあってか、いまひとつパワー感がない。同じエンジンを積むティーダやノートは、もっと軽快だったはずなのだが……。
 とはいっても、極端に非力というわけではない。1.5L車としてはまずまず。CVTだけに、変速ショックのないスムーズな加速フィールも味わえる。少なくとも山道以外では十分満足だ。
 175/60R15インチタイヤがマッチしていないせいか、乗り心地もいまひとつ。路面によってアクスルがバタつくようなところがある。さらにハンドリングにクセはなくても、スタビリティがいまひとつなのも意外だった。3.3回転のパワステは軽めで、手ごたえは悪くない。
 一方、12SRは小気味よい加速性とフットワークが魅力だ。エンジンはファインチューン、185/55R15インチタイヤと併せ、サスチューンを高めただけのことはある。さすがに絶対パワーはかぎられていても、軽く確実な5MTをたくみに操作すれば、小気味よい加速性を発揮。ロールが小さく、まるでミズスマシのようなすばしっこさをもって、キビキビとワインディングロードを駆けめぐる。
 下り勾配でのツイスティなコースでの走りなら、大排気量スポーツ車にもプッシュできるほど。それはともかく、とにかくバランスがよく、走りが楽しめること、これは間違いない。12SRは走り好きにオススメだ。
(文:横越光廣 写真:犬塚直樹)
日産 マーチ シンプルで機能美が快いインテリア。3連メーターは見やすく、全体に嫌味のない明るいイメージのデザインがマーチの魅力といえる。 日産 マーチ フロントシートは、ラチェット式のリフターが有効で、そこそこ快適なポジションをもたらしてくれる。
日産 マーチ 12SRは、とにかくロードホールディングが優れている。フロントブレーキローターの大径化、テールクロスバーなどが奏功。前とルーフのスポイラーなどが外観を引き立てる。 日産 マーチ 専用のスポーツシート/メーター/アルミペダルなどを採用、スポーツ性を高めたSR。ホールド性のよいシートなどスポーツライク。
日産 マーチ 最高109馬力のHR15DE型4気筒は、平成17年基準排出ガス75%低減レベル、平成22年度燃費基準+5%を達成。 日産 マーチ 圧縮比アップ、フライホイールの軽量化などを行っていたCD12DEは、新たにヘッド研摩などのチューンをうける。
マーチ15G(CVT)主要諸元
全長×全幅×全高 3725×1660×1525mm
ホイールベース 2430mm
トレッド前/後 1470/1465mm
車両重量 990kg
エンジン 直4DOHC
総排気量 1498cc
最高出力 109ps/6000rpm
最大トルク 15.5kgm/4400rpm
10・15モード燃費 19.8km/L
サスペンション前/後 ストラット/トーションビーム
ブレーキ前/後 Vディスク/L&Tドラム
タイヤ前後 165/70R14
全国メーカー希望小売り価格
108万4650〜176万4000円
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