インプレッション:レクサス LS460
レクサス LS460 レクサス LS460
■プロフィール
 これまでとは次元の異なる「高級」を求めて、全力を尽くして開発されたというLS460。レクサスのフラッグシップを担うLSは、最先端技術と匠の技の融合によって生まれた。目指すは、世界でもっとも先進的で知的なプレミアムセダンだという。
(UP:2006/9)
ついにデビューするLS460は世界の高級車観を変えるか!?
 新型V8・4.6Lエンジンに組み合わされるのは、世界初の8AT……と聞けば、加速フィールに対して期待は高まる。まずは常用スピード域でどれほどスムーズかと、軽くアクセルを踏みつつ加速してみた。そのフィールは、シルキーかつなみなみとしたトルクを実感させてくれ、至って快適。エンジン音は軽やかで静か。全般的に耳障りなノイズがないこともさすがだ。
 ならばフル加速したらどうなるか……。シフトアップは約6500回転で、8ATはクイックレスポンス。その力感あふれる加速性は、0-100km/hで5.7秒、0-400mで13.8秒というデータが雄弁に物語る。ちなみに、100km/hは8速1500、7速1800、6速2200、5速2600、4速3200。3速4200、2速5800回転足らずと、超ハイギヤードクロスレシオ。きめ細やかなシフトにより、重量級のボディをアウトバーンのトップランカーに押し上げる。V8としては高回転域までスムーズに吹け上がるエンジンと8ATのマッチングはよく、パワーモードにすればレスポンスのよさが引き立つ。
 気になったのは、キックダウン時のショックが若干大きくなることがあり、せっかくのデリケートさが損なわれることがあったこと。
 ハンドリングは、2.8回転のパワステは軽めだが手ごたえ上々で、タイトな山道でも素直な反応を見せる。いきなり乗っても大きさを意識させず、スムーズに走らせられるのは、本物のコントロール性を身につけているからこそだ。
 また、ほどよいロール感とマイルドな乗り味、そこも大きな魅力。19インチ装着車は剛性感が高まり、スポーツ性もアップ。優れた高速直進安定性がさらに高まる。
(文:横越光廣 写真:トヨタ自動車)
レクサス LS460 高級感満点のインテリアの各所に手の込んだ細工が施され、優越感に浸れる。4本スポークステアリングには、ヒーターを組み込んだフルグレイン本革を使用。オプティトロンメーターの視認性もよい。 レクサス LS460 後席の居住性は快適このうえない。スペース的にも装備も、シートの座り心地も文句なし。来年導入のロングには、マッサージ付きオットマンも装備する。
レクサス LS460 ドライバーズカーだけに、運転席に収まると一種のトキメキを感じる。体をやさしくサポートする電動シートとゆとりの空間がプレミアム感を漂わせる。 レクサス LS460 従来モデルと比べ、全長×全幅×ホイールベースは15×45×45mm拡大。レクサスのフラッグシップらしい重厚感のあるスタイルだ。これで、意外にもCd値は0.26と空力にも優れる。
レクサス LS460 ミッションケースは1ピースのアルミダイキャスト製。各パーツを小型化した結果、従来の6ATと同等のサイズで10%軽量化、30%の高剛性化に成功。重量は10%増の95kgで、トルクは22%向上。 レクサス LS460 90度V8はアルミ合金鋳造ダイキャストのブロック、マグネシウムの合金製ヘッドカバー、中空カムシャフトなどで軽量化。気筒あたり2つのインジェクターを持つ直噴技術の最新作エンジンとなる。
レクサス・LS460(8AT)主要諸元
全長×全幅×全高 5030×1875×1465mm
ホイールベース 2970mm
トレッド前/後 1615/1620mm
車両重量 1945kg
エンジン V8DOHC
総排気量 4608cc
最高出力 380ps/6400rpm
最大トルク 50.3kgm/4100rpm
サスペンション前後 マルチリンク
ブレーキ前後 Vディスク
タイヤ前後 245/45R19
※諸元データはヨーロッパ仕様のもので、日本仕様とは異なることがあります。
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