インプレッション:レクサス LS
レクサス LS レクサス LS
■プロフィール
 かつてのセルシオがそうであったように、世界のラグジュアリー・サルーン界に大きな影響をおよぼすであろうレクサスLS460が、いよいよ正式に発売された。欧米仕様のプロトタイプには、すでに7月にザルツブルグで乗っているが、今回乗るのは一段と磨き上げられた日本仕様。ホームグラウンドでの走りが注目された。
(発表:2006/9/19 UP:2006/11)
異次元の走りを見せつけるレクサス・フラッグシップの実力
 試乗したのは、18インチタイヤのバージョンUと19インチのバージョンS。最初に乗った前者の第一印象は、欧米仕様よりフィールがしなやかの一語。LS460は滑らかな発進&加速、優れた静粛性としなやかな身のこなしでアピール。その上々のフィールがこたえられなかった。
 しかも、新型V8は高回転までストレスなく軽やかに吹け上がる。世界初の8ATはレスポンスがよく、パワーロスなく伝達する。そこが、パワフルかつスムーズな加速フィールの源だ。いかなる道路でもアクセルに即応して重量級ボディを加速させるLS460は、頼りになると同時に、ステータス性でも満足させてくれる。
 フル加速時のシフトアップは約6500回転で、V8としては高速域までよく回る。ちなみに100km/hは8速1500、7速1700、6速2100、5速2600、4速3100、3速4000回転たらずとハイギヤード。0-100km/hが5.7秒、0-400mが13.8秒というデータは実力のほどを伝え、とくに高速フィールドでは同クラスのサルーンとしてはトップレベルの性能を発揮する。
 バージョンUの乗り味はマイルドで、ワインディングロードでは少々ロールが大きめ。シビアに見ればハンドリングの正確度がまずまずレベルなのが残念。一方、バージョンSとなると2.8回転のパワステをはじめ、剛性感が高まる。245/45R19インチタイヤを履くだけあって、スタビリティと安定性は明らかに高まる。
(文:横越光廣 写真:犬塚直樹)
レクサス LS 室内細部の仕上げはLS自慢の絶妙さ。造りのよさはさすがだ。本革ステアリングは電動テレスコ&チルト付きで、握りは太め。スマートエントリー&スタートシステムやオプティトロンメーターがフレッシュな高級感を演出。 レクサス LS 後席の居住性はもちろん快適このうえなしで、装備は至れり尽くせり。シートタッチと形状がよくて、ゆったりくつろげる。バージョンUは後席も電動式。
レクサス LS バージョンUのシートは、本革の運転席ポジションメモリー付き。クッション長が可変の10ウェイ電動式で、ポジション、サポート性ともに申し分なしだ。 レクサス LS 先代と比べ、全長×全幅×ホイールベースは、15×45×45mmのアップ。レクサスのフラッグシップらしく重厚感がある。大きく見えて押し出しがきくが、デザイン的にはいまひとつ惹きつけるものがないように感じる。
レクサス LS ドア&トランクはイージークローザー付き。パワートランクリッドで、上方に大きく開く。トランクルームはワイドで、さすがに広々。たくさんの荷物が積める。 レクサス LS アルミやマグネシウム合金を多用。軽量化された新型の90度V8は、気筒当たり2つのインジェクターを持つストイキ4ストローク直噴技術の最新作だ。
LS460バージョンU・Iパッケージ(8AT)主要諸元
全長×全幅×全高 5030×1875×1465mm
ホイールベース 2970mm
トレッド前/後 1615/1620mm
車両重量 2060kg
エンジン V8DOHC
総排気量 4608cc
最高出力 385ps/6400rpm
最大トルク 51.0kgm/4100rpm
10・15モード燃費 8.7km/L
サスペンション前後 マルチリンク
ブレーキ前後 Vディスク
タイヤ前後 235/50R18
バリエーション&価格
LS460 770万円(825万円)
LS460バージョンS 845万円(880万円)
LS460バージョンU 920万円(965万円)
※価格は全国メーカー希望小売価格。()内はIパッケージの価格。北海道地区は価格が異なる。
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