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「低温下での動作の保証や優美な動きの実現のため、油圧式ではなくフル電動式とした」という、15個ものモーターを駆使したルーフ開閉はなるほど素早く、かつその巧みな動きに目を奪われる。後席スペースは「緊急用」というほどタイトではない一方、レッグスペースやクローズ時のヘッドスペースは明確に不足気味。いずれにしても、リヤドアはないしサイドシルも高めなので、後席への乗り降りにはそれなりに窮屈な姿勢を要求されることになるわけだが……。
装備差を考えるとベース車両比の重量増加分は130kgほどというが、その動力性能はまずまず。加速力そのものに見るべきところはないが、"クーペ"状態での静粛性が特筆レベルなのが好印象に繋がっている。とくに、外部からのノイズの遮断性に長けているところが、いかにも「レクサスの一員」という感触だ。
ハンドリングの感覚はあくまでも素直で、ボディ剛性感もオープンモデルとしては高めではあるものの、ワインディングロードで走りのペースがあがると意外に早くトラクションコントロールが介入。スポーティさを求める人にはちょっと物足りないかも知れない。
ちなみに今回のテスト車はオプションの18インチを装着していたが、路面凹凸を拾っての振動波形は少々シャープな印象。快適性を重視するならば、標準の17インチがベターだろう。
(文:河村康彦 写真:森山良雄)
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