インプレッション:スバル レガシィツーリングワゴン/B4
スバル レガシィツーリングワゴン/B4 スバル レガシィツーリングワゴン/B4
■プロフィール
 今回の改良はいわゆるマイチェンより小さな規模で、輸入車の「イヤーモデル」に近い内容だ。見た目にわかる変更は、新ボディ色の追加、装備の充実、内装の一部変更とわずかなものだ。早々と4代目のオーナーになったレガシィファンは、ホッとひと安心というところだろう。しかし乗ってみると「あれっ!?」という感じ。変化が大きく、わかりやすいGT系モデルに焦点を当て、04モデルの真実に迫ってみよう。
(発表:2004.5.17 UP:2004.6)
スペックには表れない進化・熟成が実感できる意味ある改良
 乗ってすぐに気づくのは乗り心地の変化。初期型は路面の凹凸を正直に伝えるタイプで、突き上げ感が明確だったが、改良型は乗り味がマイルドになった。そう、妙に突っ張った印象が薄くなり、「大径18インチタイヤを履くスペックBもカドがとれた乗り味になった」といえば、変化の方向性が理解してもらえるだろう。
 なら、操縦安定性は? 操舵初期の反応の鋭さ、ダイレクト感はわずかに削られたが、素直に上下動するようになった足は、やはり明確なメリットをもたらす。ロール感が自然になり、うねりのいなしもうまくなったから、より気持ちよく安心してコーナーワークを楽しめるようになったのだ。レガシィ本来の走りのよさをスポイルせず、「洗練」「快適」の方向に振った変更は、多くのファンに歓迎されるに違いない。
 見直されたのは前サスのジオメトリーやブッシュ、ビルシュタインダンパーの減衰力(GT系)、タイヤのチューニング(スペックB)など。さらに、ATの変速制御も改良。これらの地道な改良が、4代目の走りに洗練度をプラスしたカギだ。もちろん、進化・熟成はNAモデル、B4でも実感できる。王道を行くGT、より以上を望む人のためのスペックB、軽快・スポーティな走り味の2.0R、十分な能力を持つ2.0i、そしてゆとりと上質を追求した6気筒の3.0R。超充実の構成をそのままに、才能に磨きをかけることで、レガシィは戦力をより強化した。
(文:森野恭行 写真:久住伸之)
スバル レガシィツーリングワゴン/B4 センターパネルのサイド部をアルミ調に変更し、スポーティ感、上質感をより強調。G-BOOK対応ナビの新採用、マッキントッシュオーディオのオプション設定拡大も注目の改良点だ。スペックBはアルミパッド付きスポーツペダルを標準装備。 スバル レガシィツーリングワゴン/B4 足もと、頭上とも十分な余裕がある後席は、快適な移動を約束。2L車(ベース車、スペックBを除く)もアイボリーレザー内装の選択が可能になった。
スバル レガシィツーリングワゴン/B4 ダブルプリテンショナー(運転席シートベルト)の採用、サイド&カーテンエアバッグのオプション設定拡大により、安全対策を一段と強化した。 スバル レガシィツーリングワゴン/B4 美しさ、デザイン洗練度は歴代モデル中ピカイチ。ガーニッシュなしのリヤビューにも、違和感を覚えなくなったファンが多いだろう。写真は新色のアーバングレーメタリック。最強のスペックBは215/45R18タイヤを履く。
スバル レガシィツーリングワゴン/B4 スイッチひとつでパタンとシートバック(6対4分割)が倒れるワンタッチフォールディング機構が自慢。もちろん、容量、積載性も抜かりなしの本格派だ。 スバル レガシィツーリングワゴン/B4 4代目はターボを2ステージツインからチタンシングルに変更。実用トルクとレスポンスを大幅に改善。
■レガシィツーリングワゴン2.0GTスペックB(5AT)主要諸元
全長×全幅×全高 4680×1730×1475mm
ホイールベース 2670mm
トレッド前/後 1495/1485mm
車両重量 1480kg
エンジン 水平対向4DOHCターボ
総排気量 1994cc
最高出力 260ps/6000rpm
最大トルク 35.0kgm/2400rpm
10・15モード燃費 12.0km/L
サスペンション前/後 ストラット/マルチリンク
ブレーキ前後 Vディスク
タイヤ前後 215/45R18
■全国メーカー希望小売り価格
ツーリングワゴン・2.0Lモデル 215万2500〜325万5000円
ツーリングワゴン・3.0Lモデル 315万〜388万5000円
B4・2.0Lモデル 213万1500〜309万7500円
B4・2.0 CNG 483万円
B4・3.0Lモデル 299万2500円
※価格は全国メーカー希望小売り価格。
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