インプレッション:ジープ コマンダー
ジープ コマンダー ジープ コマンダー
■プロフィール
 ジープファミリーに強力な戦力が加わった。タフで、トップクラスのオフロード走破性と優れたオンロード性能を併せ持つ3列シート7人乗りのジープ・コマンダーだ。2010年までに実施されるジープブランドの強化・拡大攻勢の先陣を切るクライスラーの自信作で、エンジンラインアップは4.7L V8OHC、5.7L V8OHV・HEMI(ヘミ)という構成。
(発表:2006/5/11 UP:2006/8)
ジープブランドの新フラッグシップはオールラウンドで本領発揮
 プラットフォームはグランドチェロキーと同じだが、走行フィールは一段とレベルアップし、そこここに新鮮味あるキャラクター性を発揮するのがコマンダーの特筆すべき特徴だ。直線基調の古典的なスタイルは、いかにもジープらしく明快。アップライトのウインドシールドとダッシュボードなど、いきなり乗ってすぐになじめるからありがたい。そしてまた、いざ走り出すと新たな発見がある。一語にすれば、意外なほどの自然体。そこがコマンダーの走行フィール面での最大のポイントとも言える。
 まず最初に乗った4.7で感じたのは、身のこなしに重々しさがないということ。エンジンは高回転までスムーズだし、もちろん力感もある。Dレンジフル加速ではリミッターのはたらく5700回転直前まで引っ張れるのだから、加速フィールが悪いはずがない。
 これが、5.7可変気筒となるとさらにインパクト大。アクセルワークに応じてパワフルかつスムーズ、リニアなフィールがこたえられない。0−100km/hは4.7の9.5秒に対し7.4秒。それほどの動力性能を持ちながら、少しもラフではないいところが心憎い。ちなみに100km/hは5速1800、4速2000、3速2700、2速4400回転たらず。3.2回転のパワステに応じ、腰高感を覚えることなく素直なハンドリングを見せるところも魅力のひとつ。オフロードでは、さぞやクォドラドライブII4駆システムが真価を発揮することだろう。
(文:横越光廣 写真:柳田由人)
ジープ コマンダー アップライトのスクリーンと、ダッシュがもたらすクリアな視界とポジションは、快適かつじつになじみやすい。アルミボンネットの先端が確認できるし、小径のレザーステアリングはまるでスポーツ車のごとし。 ジープ コマンダー 2列目シートは、4対2対4分割可倒式。シートサイズにゆとりがあり、座り心地がよい。もちろん、ヘッドルームとレッグルームには十分な余裕がある。
ジープ コマンダー 前席の座面とバックレストにレザーを使用するパワーシートは、運転席8ウェイメモリー機能付/助手席4ウェイ。リフターの可変量が大きく、好ポジション。 ジープ コマンダー シートレイアウトはシアタータイプで、1/2/3列目までそれぞれ12cmの段差があり、前方視界は良好。ただ3列目はサイズは十分もヘッドルームが狭い。
ジープ コマンダー 古典的なスタイルが新鮮。後部下にサブフレームを設け、剛性と安全性アップ。ガラスハッチを備え、荷室は170〜1951Lと広大だ。 ジープ コマンダー 4.7Lはデュアルノックセンサーの追加により燃費、出力が向上。コンポジットバルブカバーの採用などによりノイズ、振動を改善。
ジープ・コマンダー・リミテッド4.7(5AT)主要諸元
全長×全幅×全高 4795×1900×1830mm
ホイールベース 2780mm
トレッド前後 1590mm
車両重量 2310kg
エンジン V8OHC
総排気量 4700cc
最高出力 231ps/4500rpm
最大トルク 41.8kgm/3600rpm
10・15モード燃費 5.6km/L
サスペンション前/後 ダブルウイッシュボーン/コイルリジット
ブレーキ前/後 Vディスク/ディスク
タイヤ前後 245/65R17
バリエーション&価格
コマンダー・リミテッド4.7 599万5500円
コマンダー・リミテッド5.7HEMI 673万500円
※価格は全国メーカー希望小売り価格。
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