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4.2L・V8車と比べれば、3L・V6車は非力なイメージがつきまとう。ところが実際に乗ってみると、これで十分というポテンシャルとムードに感じ入る。第一に、コクピットに収まりスタータースイッチをプッシュすると、にわかにせり上がるダイヤル式シフトセレクターがなかなか憎い。改めてインパネまわりを見ると、XFワールドが広がるよう。ドラマチックなイメージにワクワクさせられたというのが、ファーストインプレッションだった。
まずは静かにスタート。入り組んだ道路では、2.75回転の軽めのパワステが至って扱いやすい。乗り味はソフト&ジェントルでプレミアム。ならば山道ではどうかとばかりに積極加速。V6パワーはパンチ力こそそこそこだが、高回転域までスムーズだし、レスポンスのよいパドルシフトをキメればスポーツフィールを堪能できる。トータルバランスがよいだけに、ハンドリングは素直で扱いやすいところも3L車の持ち味だ。一方、4.2Lはパンチ力はあっても、山道では若干ノーズヘビーで持て余し気味。だが、快適性はシリーズトップだし、高速巡航で本領を発揮することは言うまでもない。
最上級のSV8のパワフル性はもちろん、それを引き立てるダイナミックモードや足腰の締まったフットワークとのバランスはさすが。先進技術はもちろん、XFワールドは魅力的だ。
(文:横越光廣 写真:佐藤正勝)
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