インプレッション:レクサス ISプロトタイプ
レクサス ISプロトタイプ レクサス ISプロトタイプ
■プロフィール
 いよいよ、レクサスが日本市場へ向けて本格的に始動。メインコンセプトとなるプレミアム性をたたえたモデルが、続々と送り出されることになる。その第一弾が、ライトウエイト・4ドアFRスポーツセダンとして注目を集めたアルテッツァの後継モデル。レクサスブランドでISとして生まれ変わった。グレードは350と250。直噴V6の3.5L、2.5Lを搭載し、6ATが組み合わされる。
(UP:2005/7)
まだまだ改良の余地はあるが、根本的なレベルの高さは非凡
 キビキビ感が売りだったアルテッツァの2L直4モデルはともかく、直6モデルは快適フィールに魅力があった。ISの場合は、さらにグレードアップ。IS250にして、スムーズかつ気持ちよいフィールを身につけている。
 その一方で、タイトなワインディングを攻め込むと、モノ足りなさを感じさせる。ツイスティなコースでは、ステアに対しての横剛性不足。タイヤのせいもあるだろうが、出口ではアンダーステアが強まり、少なくともフットワークに対してはキビキビ感は味わえなかった。また、スポーツサス車はさすがに手ごたえやムードはいいが、ピッチングが気になり、いかにもシャコタン的フィール。これではレクサスブランドにはそぐわないと感じた。
 これがIS350となると、さすがにフィールは変わる。2.9回転のパワステに対し、マイルドに反応。ツイスティなコースでのハードランでは姿勢も乱れがちだが、8割程度のペースで走れば、至って扱いやすく快適だ。そこにこそレクサスのアイデンティティが生かされる。高性能とはいっても、あくまでもロードカー。一般路においてのスポーツフィールはきっちりと味わわせてくれる。
 これが、パドルシフトを使用すればなおさらだ。Dレンジフル加速では6500回転でシフト。100km/hは6速1900、5速2300、4速3200、3速4400、2速6500回転相当。このギアリングはIS250も変わらない。350は6速5200回転でラクラク251km/hをマーク。ただ、空力面でのリフトが気になり、直進性と乗り心地はいまひとつだった。
(文:横越光廣 写真:トヨタ自動車)
レクサス ISプロトタイプ シンプルで高級感のあるインテリア。けっしてオーバーデコレートでなく、機能本位でもある。各操作類は扱いやすく、走りは全般的に快適。ただ高速時には風切り音が耳につく。 レクサス ISプロトタイプ 後席スペースは、必要にして十分。シートのサポート性もよく、プレミアム・スポーティ感を体感できる。
レクサス ISプロトタイプ ドライビングシートは高級感もフィット感も満点。ファーストインプレッションで期待を持たせる。 レクサス ISプロトタイプ アルテッツァ・イメージを残しつつのスタイルは、一段とプレミアムにエレガントさを増した。が、正直いまひとつインパクトに欠ける。
レクサス ISプロトタイプ スポーティなISのセールスポイントのひとつはパドルシフト。ステアリング右がシフトアップ、左がダウンで、レスポンスは鋭い。 レクサス ISプロトタイプ 新開発の直噴3.5L V6は、高回転域まで至ってスムーズでパワフルでもある。6ATとのマッチングもよい。
レクサスIS350(6MT)主要諸元
全長×全幅×全高 4575×1795×1425mm
ホイールベース 2730mm
エンジン V6・3.5L
※諸元データはプロトタイプのもので、公表されている数値のみ。また、正式発表は8月下旬を予定。
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