インプレッション:ホンダ インテグラ
ホンダ インテグラ ホンダ インテグラ
■プロフィール
 インテグラがマイナーチェンジ。従来のiSに代わり、よりスポーツ性を高めたタイプSを新設定。リアルスポーツとして好評のタイプRが一段とそのキャラクター性を高めるとともにレベルアップ。ますます快感度を高めた。
(発表:2004/9/16 UP:2004/10)
新登場のタイプS、一段とレベルアップしたタイプRが万全のタッグ
 ボディ剛性をさらに高め、フリクションの低減など細部にわたるチューンが施されたサスペンションなどで、タイプRはよりコンペティティブに仕上がった。まさに「R」の名にふさわしく、サーキットではイキイキ。ツイスティなコーナーを、クイックレスポンスで持ち前の一体感を損なうことなく駆け抜けるのは見事。
 タイプSは、そんなタイプRに迫る性能とフィールを備えている。それもそのはず、iSに比べ、重心高を7mm下げ、サスペンション系を大幅にチューン。タイヤ径も2インチアップの215/45R17を装着するのだから当然だ。
 ニュートラルに近いステア特性を高い次元で保ち、あらゆるコーナーで高いスタビリティを発揮し、「これが本当に市販のFFスポーツか!」と思わせるのが歴代タイプRの伝統。そこに磨きをかけた新タイプR、わずかにマイルドなタイプSと、インテグラはがぜん魅力を増した。
 もちろん、加速感もフットワークとぴたりとシンクロする。最高220馬力のタイプRは、8500回転までビンビン。それを生かすのが小気味よくキマる6MTで、ここでも一体感のある走行フィールを堪能できる。一方のタイプSの出力は160馬力だが、スポーツ性が大きくスポイルされることはない。すべてのメカが合体、バランスされるのはタイプSにも当てはまる。
 両者の性格差を端的に言うなら、まさに「レーシング」と「スポーツ」の違いに尽きる。両者ともに低速からのフレキシビリティに富み、市街地などでのドライバビリティに優れていること、これも見逃せない特徴となる。
(文:横越光廣 写真:犬塚直樹)
ホンダ インテグラ タイプSのメーターは、専用デザインの大径4連ホワイトメーター。ステアリングは革巻きで、5MT車にはタイプRと同じMOMO本革巻き3本スポークが備わる。写真はSマチック付き5AT仕様。 ホンダ インテグラ キャラからすれば前席優先。だが、後席スペースもけっして簡易的ではなく、ヘッドスペースこそ狭いが、2名が乗れる。シートバックは5対5分割可倒。
ホンダ インテグラ タイプSの前席は、新スポーツバケットシートを採用。クッション形状に気を配り、ホールド性と快適性をバランスさせた。Rはレカロ製本格バケット。 ホンダ インテグラ 新デザインのヘッドライトやリヤコンビランプ、ワイド&ロースタイルを強調するバンパー、サイドシルガーニッシュが精悍さを強調。
ホンダ インテグラ テールゲートはもちろんハネ上げ式。大きく開くだけに、ラゲッジルームの使い勝手はよい。照明付きだ。 ホンダ インテグラ タイプSといえども、エンジンはVTEC(可変バルタイ・リフト機構)、VTC(連続バルタイコントロール機構)を備え、トルクフルかつシャープ。
インテグラ タイプS(5AT)主要諸元
全長×全幅×全高 4385×1725×1395mmm
ホイールベース 2570mm
トレッド前後 1485mm
車両重量 1230kg
エンジン 直4DOHC
総排気量 1998cc
最高出力 160ps/6500rpm
最大トルク 19.5kgm/4000rpm
10・15モード燃費 13.8km/L
サスペンション前/後 ストラット/ダブルウイッシュボーン
ブレーキ前後 ディスク
タイヤ前後 215/45R17
バリエーション&価格
タイプS 5MT 199万5000円
タイプS 5AT 210万円
タイプR 6MT 273万円
※価格は全国メーカー希望小売り価格。
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