インプレッション:レクサス GS450h
レクサス GS450h レクサス GS450h
■プロフィール
 トヨタのハイブリッド技術は目覚ましい発展をとげている。それは、ニューモデルに乗るたびに体感させられてきたことだが、現時点でのフラッグシップとなるGS450hでは、正直、圧倒させられた。ハイブリッドのイメージを一新する高性能、高質感のある走行フィールに、今後の際限ないまでの発展が予測され頼もしいかぎり。トヨタの底力を感じさせられた。
(発表:2006/3/16 UP:2006/4)
高性能、高質な走行フィールは、まさにハイブリッド技術、極まれり
 3.5L V6と高性能モーターの組み合わせにより、4.5L車に匹敵する動力性能、2L車並みの低燃費、排ガスのクリーン化を併せ持つというのが450hのセールスポイント。よいことづくめのキャッチフレーズのようだ。が、実際に試乗してみて、インパクト大の一語に尽きた。
 まず第一に、モーターのみの発進時、エンジンが始動しての通常走行時、エンジンとモーターがアクセル操作に応じて力を併せる全開加速時と、そのプロセスにおいて違和感がなく至ってスムーズ。アクセル操作にかかわらず、シームレスで滑らかな加速フィールがもたらされることに注目できるし、加速レスポンスの鋭さには舌を巻く。0→100km/hはスポーツ車並みの5.6秒で、40→70km/hの追い越し加速は2.4秒足らず。キレよりもエンジン+モーターによる総合力で突っ走るというフィールと、その力強さには感じ入るばかりだった。そのうえ燃費がよい。高性能ぶりを味わいつつの高速道路走行を含む燃費は、10km/L前後。走行状況を考えれば、さすがハイブリッドという好燃費だ。
 その一方で、2.8回転のパワステと、前ダブルウイッシュボーン/後マルチリンク・サスがもたらすハンドリングは、期待値の高いこのクラスとしてはそこそこレベル。ランフラットタイヤと一般タイヤの違いこそあれ、ステアリングの剛性感、乗り心地ともにいまひとつだった 。
(文:横越光廣 写真:犬塚直樹)
レクサス GS450h インパネまわりには、最先端・高性能・高級という特徴が、嫌味なく強調されている。各種情報を盛り込んだHDDナビは見やすく、装備は至れり尽くせり。ステアリングは電動テレスコ・チルト。 レクサス GS450h 後席は、高級車気分が味わえる質感、スペース上の余裕を感じさせてくれる。なかでも好感が持てるのは、ゆったりサイズのシート。座り心地は快適だ。
レクサス GS450h バージョンLのフロントシートは本革。ポジションメモリー・ベンチレーション機能&ヒーター付き。8ウェイ電動式で、好ポジションで、座り心地は上々。 レクサス GS450h エレガントで、いかにも高性能というムードをかもすフォルムが、レクサスGSだ。450hは、なみなみとしたトルクで力感満点の加速性を備えている。その実力と至ってスムーズなフィールが魅力だ。
レクサス GS450h 正面の3眼メーターは視認性がよく、ハイブリッド車としての持ち味を引き立てる。左にはハイブリッド・システムインジケーター、速度計内にはマルチインフォメーションディスプレイを内蔵。 レクサス GS450h 3.5L V6はハイブリッド専用にチューン。回転数などに応じ、筒内直噴インジェクターとポート噴射インジェクターを最適制御する。モーターのパワーは200馬力、28.0kgm。
レクサスGS450h バージョンL(CVT)主要諸元
全長×全幅×全高 4830×1820×1425mm
ホイールベース 2850mm
トレッド前/後 1535/1540mm
車両重量 1890kg
エンジン V6DOHC
総排気量 3456cc
最高出力 296ps/6400rpm
最大トルク 37.5kgm/4800rpm
モーター最高出力/最大トルク 200ps/28.0kgm
10・15モード燃費 14.2km/L
サスペンション前/後 ダブルウイッシュボーン/マルチリンク
ブレーキ前後 Vディスク
タイヤ前後 245/40R18
全国メーカー希望小売り価格
680万〜770万円
※北海道地区のみ価格が異なる。
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