インプレッション:レクサス GSプロトタイプ
レクサス GSプロトタイプ レクサス GSプロトタイプ
■プロフィール
 レクサス・プロトタイプのテストコース試乗会で、なるほどと感じさせてくれたのは、トップブランドのGS。4.3L V8の430、3.5L V6直噴の350に乗ってのインパクトはなかなか。ISをはるかに超えていた。平成18年に導入予定のハイブリッドが加われば、GSのラインアップは強力このうえなしだ。
(UP:2005/7)
最新テクノロジーを備えるスポーティで質の高い走りはインパクト大
 最先端技術を備えるGS430の走りは、さすがにインパクトがあった。当然、時代とともにはるかな進化を遂げていることは言うまでもないが、それはかつて初代アリストと出会ったときに通じるものだと感じた。
 ツイスティなコースでいきなりスパート。Dレンジフル加速では6000回転シフト時までストレスなくスムーズに吹け上がり、全般的にシルキー。トヨタのV8シリーズのなかでは遮音性も高く、より繊細で静かなイメージが心地よかった。まして、力感満点となれば言うことなしだ。
 それにも増して手ごたえを感じたのはハンドリング。すでにマジェスタに採用されているVSCをはじめとする統合制御と、新たな(VGRS)アクティブステアリングのマッチングは上々。18インチランフラットタイヤのフォローもあって、いかなるコーナーにおいても安定感抜群。2.8回転のステアリングに対してマイルドかつ素直なハンドリングを披露してくれた。VGRSは、テールスライド時のカウンターステア機能もあり、一定の低ミュー路では効果的。クルマが自分で立ち直るというのが、カルチャーショックものだった。
 まして高速域でも余裕しゃくしゃく。100km/hは6速1600、5速2000、4速2800、3速3800、2速5500回転足らず。フロアまわりまでチューンしたという空力性は、252km/hでも安定性は申し分なし。これがGS350となると、車重が軽量なせいもあって余力を持って258km/h(5800回転)をマークする。これはGSを語るうえでは身逃せない特徴。スポーツ性なら350、クオリティなら430ということだ。
(文:横越光廣 写真:トヨタ自動車)
レクサス GSプロトタイプ シンプルで高級感があり、全体に統一感のあるデザインがレクサスの主張。なるほど細部に感心させられる。3スポークステアリングは、もちろんテレスコ&チルト付き。 レクサス GSプロトタイプ 後席では、これぞレクサス・ブランドという居住性がもたらされる。程よい空間とフィット感、そこがいちばん。
レクサス GSプロトタイプ レザーシートは、タッチは硬めだが体にフィット。もちろんパワーで、快適なポジションをもたらしてくれる。 レクサス GSプロトタイプ ボディは、重厚かつスマートで存在感満点。ただ、少々新鮮味には欠ける。フロアボディまで高めたという空力性はなかなか。Cd値0.28。
レクサス GSプロトタイプ トランクリッドはリンク式で大きく開く。ランフラットタイヤを装着するだけに、有効スペースは広く、室内スルーを始め使い勝手もよい。 レクサス GSプロトタイプ 4.3L V8エンジンは、着々と進化している。パワー、スムーズさ、静粛性のトータルで、V8のトップランク。
レクサスGS430(6AT)主要諸元
全長×全幅×全高 4830×1820×1425mm
ホイールベース 2850mm
エンジン V8・4.3L
※諸元データはプロトタイプのもので、公表されている数値のみ。また、正式発表は8月下旬を予定。
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