インプレッション:ヒュンダイ グレンジャー
ヒュンダイ グレンジャー ヒュンダイ グレンジャー
■プロフィール
 グレンジャーはヒュンダイの上級モデルとしてラインアップに加えられたモデル。つまり、従来ヒュンダイの最上級に位置していたXGの後継ということになる。もともと、XGは本国ではグレンジャーのネーミングであり、今回のモデルから日本仕様も本国同様のモデルネームで呼ばれるようになったというわけだ。
(発表:2006/1/5 UP:2006/2)
全車レザーシート標準でコストパフォーマンスにあふれるLクラスセダン
 グレンジャーは日本市場ではクラウンクラスとなる。しかし、大きな違いはその価格。クラウンはベーシックモデルで330万円だが、日本に輸入されるグレンジャーはGLSという上級モデルながら300万円をきる価格設定となる。
 前回試乗したミドルクラスセダンのソナタでは、かなりの好印象を与えてくれたヒュンダイのクルマだが、グレンジャーはそのイメージとはちょっと異なっていた。
 ソナタはクルマ好きの人間が納得する味付けが各所に散りばめられていたが、グレンジャーはクルマ好きの人間にはあまり歓迎されない味付けなのだ。たとえば、ハンドリングは現在の国産Lクラスセダンが持つようなシャープさは持ち合わせていない。コーナリング中にステアリングの角度を一定にしたときなども、若干のあいまいさが残ってしまう。
 また、乗り心地についても若干のバタつき感があるのが残念なところ。これは試乗したグレードが、17インチタイヤを装着するLパッケージだったことも影響しているのだろう。おそらくではあるが、16インチタイヤのほうがバタつき感は少なくてすむはずだ。
 エンジンは3.3Lで234馬力と、排気量とパワーとの関係は納得のいくレベルで、実際のパワー感も十分にある。加速時に若干の高周波ノイズを伴うが、これもほかの部分が静かなので目立つという感じが強い。
(文:諸星陽一 写真:犬塚直樹)
ヒュンダイ グレンジャー 広がり感のあるインパネデザイン。ATセレクターが装着されるセンターコンソール部分は、日産のティアナのようにフラットで直線的なデザイン。 ヒュンダイ グレンジャー カップホルダー付きのセンターアームレストを備えるリヤシート。リヤシートのクッションは、かなり柔らかめの設定となっている。
ヒュンダイ グレンジャー 標準モデルとなるGLSでもレザーシートが標準。フロントシートヒーター、運転席10ウェイ、助手席4ウェイのパワーアジャスターも標準で装着される。 ヒュンダイ グレンジャー 6ライトウインドウを採用するエクステリア。ルーフは後方まで伸ばされている。エキゾーストパイプは2本出しを採用。
ヒュンダイ グレンジャー Lクラスセダンとしては珍しい6対4分割のトランクスルー機構を持つ。広さ、形状ともに十分なレベル。 ヒュンダイ グレンジャー フルカバードされるV6エンジン。10・15モード燃費は9.1km/Lと10km/Lにとどかないが、使用燃料はレギュラーで、経済性は高い。
ヒュンダイ・グレンジャー3.3GLS Lパッケージ(5AT)主要諸元
全長×全幅×全高 4895×1865×1490mm
ホイールベース 2780mm
トレッド前/後 1580/1565mm
車両重量 1660kg
エンジン V6DOHC
総排気量 3342cc
最高出力 234ps/6000rpm
最大トルク 31.0kgm/3500rpm
10・15モード燃費 9.1km/L
サスペンション前/後 ダブルウイッシュボーン/マルチリンク
ブレーキ前/後 Vディスク/ディスク
タイヤ前後 235/55R17
バリエーション&価格
グレンジャー3.3GLS 299万2500円
グレンジャー3.3GLS Lパッケージ 339万1500円
※価格は全国メーカー希望小売り価格。
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