インプレッション:フォルクスワーゲン ゴルフプラス
フォルクスワーゲン ゴルフプラス フォルクスワーゲン ゴルフプラス
■プロフィール
 全高を85mm高めたトールサイズのボディにより、新たなキャラクター性が引き立つのがゴルフ・プラス。ゴルフならではの走行フィールをそのままに、ユーティリティを際立たせた秀作だ。ラインアップは、1.6LのEと2LのGLiの2タイプで、ティプトロニック6ATを備える。
(発表:2005/10/12 UP:2005/11)
ユーティリティと走りを絶妙にバランスした価値ある1台
 全高が高くなった分、腰高感が気になるであろうハンドリングに対しては、ゴルフ並みの走行性は期待していなかった。ところが、いざ乗ってみるとこれが上々。トルクフルな2L搭載のGLiは、アップダウンの続く山道でも軽快かつスムーズ。Dレンジホールドで不足なしというから価値がある。変速ショックが気にならず、スムーズ感が保たれるのは、フレキシブルなエンジンと6ATのマッチングのよさを物語る。
 フル加速ではレッドゾーンの始まる6500回転まで引っ張れ、小気味よいシーケンシャルMTモードでは楽しさが倍増する。2Lとは思えない実力には意外性さえ感じた。100km/hは6速2500、5速3000、4速4000、3速5400回転相当で余裕十分。ノイズも気にならず快適な高速巡航でフトコロの深さを知らされる。
 これが1.6LのEとなると、さすがに加速性は見劣る。山道ではパワーに不足を感じがちで、さらにアクセルを踏み込むことになる。その状況での不用意なキックダウンが、スムーズ感を損なってしまう。でも、市街地や郊外路では問題なし。スムーズなフィールが息を吹き返す。最終減速比が低い分、GLiに対し各ギヤともに200回転ほど高くなる。
 もっとも感心させられたのはフットワーク。程よい重さを保つ2.9回転のパワステとストローク十分なサスとのマッチングは上々で、腰高感を覚えることもない。4輪ががっちり路面をとらえた安定感に好感度が高まり、スムーズかつ重厚な乗り味にホレボレさせられた。ただ、1.6Eは軽快だが、プレミアム感がダウン。
(文:横越光廣 写真:犬塚直樹)
フォルクスワーゲン ゴルフプラス ダッシュボードは専用デザイン。トールサイズを意識させず、まったく違和感はない。機能的かつ上質さに好感が持てる。径が手ごろなステアリングはチルト&テレスコ付き。 フォルクスワーゲン ゴルフプラス 後席は85mm高められていて、視界はクリア。ヘッドルームにも十分な余裕がある。180cm前後の長身者が前後に座っても、無用な圧迫感を覚えることはない。
フォルクスワーゲン ゴルフプラス 前席は75mmアップし、アイポイントが高くなった。が、基本ポジションは自然で、しっかりした作りのリフターが万全のポジションをもたらしてくれる。 フォルクスワーゲン ゴルフプラス 全高が85mmも高くなっているとは思えないエモーショナルで自然なプロポーションが魅力。また195/65R15にしては走りがよい。
フォルクスワーゲン ゴルフプラス スライド&分割可倒機構を持つ後席は、フラットなフロアと併せて使い勝手は万全。容量は395〜1450L。 フォルクスワーゲン ゴルフプラス アルミ合金ブロックを持つ直噴4バルブDOHCは、連続可変式バルブタイミングコントロールシステムなどを採用し、フレキシブルさが魅力。
フォルクスワーゲン・ゴルフプラスE(6AT)主要諸元
全長×全幅×全高 4205×1760×1605mm
ホイールベース 2575mm
トレッド前/後 1540/1515mm
車両重量 1420kg
エンジン 直4DOHC
総排気量 1597cc
最高出力 116ps/6000rpm
最大トルク 15.8kgm/4000rpm
10・15モード燃費 14.2km/L
サスペンション前/後 ストラット/4リンク
ブレーキ前/後 Vディスク/ディスク
タイヤ前後 195/65R15
バリエーション&価格
ゴルフプラスE 245万7000円
ゴルフプラスGLi 284万5500円
※価格は全国メーカー希望小売り価格。
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