インプレッション:フォルクスワーゲン ゴルフ R32
フォルクスワーゲン ゴルフ R32 フォルクスワーゲン ゴルフ R32
■プロフィール
 今、VWが面白い。ホットモデルの卓抜な性能には目を見張る。GTIがゴルフ最強のモデルと思いきや、新型R32はそれ以上。250馬力へパワーアップした3.2L V6と4MOTION(4WD)の組み合わせにより、パワフルさとスムーズさを高い次元で両立。格段に洗練・進化し、ゴルフ史上で間違いなく最強最上だ。
(発表:2006/2/21 UP:2006/4)
ゴルフ史上最強とも言えるパワフルさと高バランスを備える
 ラインアップは4ドア右ハンドルの6速DSGと、2ドア左ハンドルの6MTという構成。両者とも、走行フィールは「素晴らしい」の一語に尽きる。パワーウエイトレシオは2ドアで6.2kg/psたらず。0−100km/h6.5秒、最高250km/hの数字も伊達ではない。フルパワーをくれるや、V6の高まりとともに一気にスパート。回転・速度計の針が勢いよくハネ上がる。そんな調子だから、いかなる道路を走っても速い!
 が、ここで注目すべきはその内容。ラフな面はまったく感じさせず、加速感がリニアに伝わってくる。しかも、V6は至ってフレキシブルで、ハイギヤリングながら6速40km/h(900回転)は実用範囲内。5速では約23km/h(600回転)からでも加速が効くのだから驚かされる。
 小気味よい6MTはもちろん、DSGでもR32ならではの加速性は満喫できる。むしろレスポンス抜群のDSGのほうが、へたなMT操作よりも速くてスムーズ。事実、0−100km/hは6.2秒と6MTより0.3秒速いという。両者ともギヤリングはほとんど変わりなく、100km/hは6速2400、5速2800、4速3700、3速5000回転。
 もちろんR32のパワフルさは、ビシっと締まった足腰と4MOTIONによって引き立てられる。3回転のパワステは手ごたえたしかで、コーナーでは安定感抜群。先代と比べると断然バランスがよく、オンザレール感覚でコーナーを駆け抜ける。存分にスポーツ性を堪能できるパワフルさと、扱いやすさがR32の身上だ。
(文:横越光廣 写真:内藤敬仁)
フォルクスワーゲン ゴルフ R32 可変量の大きいテレスコ&チルト付きステアリングは、アルミ&レザーでリムが太くスポーティ。DSGではパドルシフトが付く。6MTはダイレクト感のある好フィール。速度計は300km/hまで。 フォルクスワーゲン ゴルフ R32 後席の居住性はなかなかだ。スペースは十分だし、シート自体の形状がよく、ゆったり座れる。基本的には視界は良好だが、前席上部にやや圧迫感を覚える。
フォルクスワーゲン ゴルフ R32 レカロのレザー・スポーツシートはオプション。ショルダー部まで体を包むバケットタイプ。標準のレザースポーツシートもサポート性はよい。 フォルクスワーゲン ゴルフ R32 GLiと比べると全長+45mm、全高−15mm、最低地上高は−20mmのローダウンだ。フォルムは迫力十分。20本スポークアルミホイールに、225/40R18インチタイヤが足もとを引き締める。
フォルクスワーゲン ゴルフ R32 一級の走行性能を備えるR32と言えども、ゴルフに変わりはない。広く使い勝手のよいラゲッジルームを備えている。後席は分割可倒式。ネット付きラゲッジカバーが付く。 フォルクスワーゲン ゴルフ R32 おなじみの15度の狭角バンク角を持つV6はかなりのロングストローク。連続可変バルタイを備え、2500〜3000回転で最大トルクを発生。
フォルクスワーゲン・ゴルフ R32 2ドア(6MT)主要諸元
全長×全幅×全高 4250×1760×1505mm
ホイールベース 2575mm
トレッド前/後 1535/1510mm
車両重量 1540kg
エンジン V6DOHC
総排気量 3188cc
最高出力 250ps/6300rpm
最大トルク 32.6kgm/2500〜3000rpm
10・15モード燃費 10.8km/L
サスペンション前/後 ストラット/4リンク
ブレーキ前後 Vディスク
タイヤ前後 225/40R18
バリエーション&価格
・ゴルフ R32 2ドア 6MT 419万円
・ゴルフ R32 4ドア 6速DSG 439万円
※価格は全国メーカー希望小売り価格
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